こんにちは!ナベちゃんです。
レッスン「プログラムってどうやって作っているの?」というヨガ教室やサークルを運営している方向けに
プログラムとレッスンの関係性がわかるようになる「プラグラムノート」の作り方をまとめてみました。
ヨガ教室やサークルはレッスン内容がワンパターン化してしまうことがありますのが
「プログラムノート」はプログラムを区切るタイミングを決めているので
このノートに書き込むだけで1年分のプログラムが驚くほど速く出来上がります。
ヨガのプログラムを区切るタイミング
季節ごとに区切ります。なぜなら四季の移り変わりと共に人の悩みも変化するからです。
例えば、夏には半袖を冬にはダウンを着るといった具合に
人の体は「暑さ・寒さ」といった気候の変化を常に感じ取っているので、暑い時期には汗を出し、寒い時期にはゆったりと、春先にはデトックスなど
その時々で人が感じやすい不調にアプローチできるというメリットがあることからも、プログラムは季節で区切ることがおすすめと言えます。
「季節と身体の関連性」を知りたいという方は中医学を学んでみましょう。ヨガ教室などの運営にきっと役立ちます。
下記の記事では、中医学について「実際にどんな場面で活用できるのか?」などを詳しく紹介しています。自分でクラスを運営している又は、これから運営する予定の方は是非あわせて読んでみて下さい。
ヨガ/レッスンプログラムの組み方
一般的に季節と言えば「春夏秋冬」の4つです。1年は12ヶ月なので、単純に1つの季節を3カ月で一区切りにしていくと、あっ!という間にプログラムの大枠が組みあがります。
- 春 デトックス系
- 夏 フロー系など運動量が多いもの
- 秋 寒さに備える体質改善など
- 冬 リラックス系など運動量控え目のもの
3カ月ごとに大きく変わる気候と人の体の関係性を考慮し、それを4つの季節に当てはめれば一年を通したプログラムの内容が見えてくるので、
ここからは更に詳しく、レッスン内容をどう絞っていくのかを「プログラムノート」の書き方に沿って解説をします。
プログラムノートの書き方
ノートを書く時に気を付けたいのが3つの順番です。
- 4つの季節を書き込む
- 季節で区切ったプログラムの大枠を書き込む
- 1か月ごとのプログラムを書き込む
それでは一つずつ解説します。
4つの季節を書き込む
ここでポイントになるのが、季節の影響を問題点として上手に取り込むことです。
プログラムの元となる各季節に感じがちな問題を解決するにはどうしたら良いのか?というところを考えていきます。
参加者の性別や年齢が違えば悩みも違ってきますが、季節による暑い・寒いなどの感覚はみなさんが同じように感じる問題ですよね。
ヨガ教室など自分で運営するのクラスは開講までの準備に手間がかかる分、開講して参加者がある程度集まれば長く続けられるというメリットがあります。
長く続けられるということは季節をまたぐということですよね。寒い時期もあれば暑い時期もあり、寒い時期は冷え性がきになったり暑い季節には体力の低下を感じたりと、
参加される方の悩みも季節と共に移ろうということを知っておきましょう。
プログラムは季節性を組み込むだけで、一気に作りやすくなります。
私も最初は季節性を考えずにプログラムを組んでいましたが、意識的に季節性を組み込むようにしただけで
「先生はかゆいところに手が届きますね!」と言われるようになり気づけばクラスの離脱率がビックリするほど下がりました。
季節で区切ったプログラムの大枠を書き込む
3カ月ごとに区切った枠に、季節に合わせた大体のプログラムを書き込んでいきます。図には例として何系のプログラムかを記載していますが、
大枠を決めたからと言って、3カ月間絶対にそのプログラムじゃなきゃダメだということはありませんから、クラスの雰囲気や参加者のレベルに応じて途中で変更してもいいと思います。
ここでのポイントは柔軟に考えるところですね。
一カ月ごとのプログラムを書き込む
スタジオなどでは3~4カ月で一つのプログラムというのも珍しくはありませんが、これは何百人という多くの会員さんがいる場合に限られます。
また、クラブなどで1つのプログラムを固定で行うのはクラブ全体の集客状況を考慮して考えられているので、この「プログラムノート」を使う必要性はありません。
年間通してプログラムが豊富であることはヨガ教室やサークルなど、小規模なクラスならではの特徴ですから参加される方が楽しめるように1か月ごとのプログラムを組むことをおすすめします。
3~4か月で1つのプログラム/ | 会員数何百人のスタジオなど |
年間通して同じプログラム / | ヨガ以外のカテゴリーもあるクラブなど |
1か月ごとのプログラム / | ヨガ教室など小規模クラス向け |
また、自分で運営しているクラスのプログラムは自分でレッスンをする場合に限ってネーミングにこだわる必要はありません。
数人のイントラが集まって交代でレッスンを行う場合には分かりやすいプログラム名を付けると
レッスンをする側も参加される方へもクラスのコンセプトが伝わりやすくなります。
レッスンがワンパターンになる理由
もし、「レッスン内容がワンパターンかも。。。」と思うことがあれば
それはプログラムの設定をしていないかプログラムの使用期間に問題のあることが多いです。
運営を始めたときにペルソナの設定をしているはずですから、「参加されている方の特徴」「何を目的に参加しているのか」をしっかりとイメージすることで
どんなプログラムがこのクラスに向いているのかが見えてくるはずです。
プログラムは「参加者の目的を満たすこと」をザックリと書いていく作業なので、もし手が止まるようであれば
参加されている皆さんともう少しだけコミュニケーションをとることをおすすめします。
私自身がそうであったようにヨガ教室などクラスの運営に慣れていない頃は、シークエンスだけを考えてしまうことが多いです。
プログラムはヨガクラスのコンセプトを明確にする
シークエンスを作ることも大事ですが、プログラムを組み立てずにシークエンスを優先すると「コンセプトが見えないクラス」になってしましがちです。
参加される方へも「ヨガってよく分からない」といった印象を与え、継続する意思を失うクラスになりやすいです。
本当に大切なのは「参加者が継続して来てくれること」だということを忘れてはいけません。
ヨガ教室とプログラムノートは相性抜群
いざ、ヨガ教室を開講してみると色んな悩みがでてきますよね。
・ヨガ教室を開講してみたら、想定していた年齢層より上の方が多かった
・ヨガ初心者とヨガ歴の長い人との差があって、レッスンの運び方に戸惑う
・自分よりヨガ歴が長い生徒さんにどう接していいのかわからない
そんなお悩みにこそプログラムノートが役に立ちます。
ヨガ教室を開講してみたら、想定していた年齢層より上の方が多かった場合
「ヨガ教室」は適度に運動する場所と認識される方が多いのです。季節の悩みも年齢層が上がるほど顕著に出やすいので、悩みを解決するプログラムを組むことで解決します。
ポイントとしてはテーマを工夫してキープを短めに、強い動きは避けることで年齢層が高くても楽しんでもらえるクラスづくりが可能です。
「テーマ」と聞いてピンとこない場合は、下記の記事をぜひ参考にしてみて下さい。
ヨガ初心者とヨガ歴の長い人との差があって、レッスンの運び方に戸惑う場合
その月のプログラムとテーマに沿ってレッスン前半は基本的なポーズを穏やかなテンポで練習し、後半にかけてテンポアップするとヨガ歴に関係なくどんな方にも楽しんでもらえます。
毎回同じ流れにならないように、テーマごとのシークエンス作りに力を入れましょう。
自分よりヨガ歴が長い生徒さんにどう接していいのかわからない場合
ヨガの先生として初心者でもベテランでも、生徒さんにとってはどちらも等しく「ヨガの先生」です。同じように、ヨガ歴が短くても長くても等しく「生徒さん」であることに変わりありません。
何より来てくれる方に為に喜んでもらえる教室づくりをしているのですから、胸を張ってください。気が引けるのなら、プログラムノートを使ってレッスン内容を充実させましょう!
自分で運営すると慣れない頃は本当に色々と悩みますが、全ては経験です。経験は重ねれば確実に自信になりますから、まずはクラスの雰囲気に合ったプログラムノートを作ることをおすすめします。
まとめ
レッスンに行き詰まりを感じた時は、シークエンスだけを考えていることが多いです。
レッスンの大枠が不明のまま中身だけ作ろうとしても内容が伝わりにくいだけでなく
参加の離脱を招いてしまうことにもなりかねません。
基本となるプログラムをしっかりと作り込むためにも、プログラムノートを活用しましょう。ちなみにプログラムノートへ書き込む順番は
①4つの季節を書き込む
②季節で区切ったプログラムの大枠を書き込む
③1か月ごとのプログラムを書き込む
あとはクラスの雰囲気や参加される方の体力を考慮したシークエンスを作るだけです。
このプログラムノートは書き方さえ覚えれば誰でも作れますのでぜひご活用ください。
下記の記事ではシークエンスの作り方について解説をしていますので、ダイエット系フットネス系のレッスンをすることが多い方は合わせて読んでみてください。
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