こんにちは!ナベちゃんです。
ヨガのレッスンに参加してくれている生徒さんを見ていると、なかなか安定しないポーズもありますよね。
- 生徒さん自身が苦手なポーズなのか
- インストラクションに問題があるのか
と悩んでしまうこともあるかと思います。
そこで、今回はヨガのポーズが安定する誘導のコツをまとめてみました。
生徒さんに伝わるインストラクションのコツを知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
生徒さんの状況に合わせた誘導のポイントがわかるようになります。
誘導をインストラクションする順番
インストラクションはザックリと2つに分けられます。
- 動きの誘導
- 五感の誘導
この二つのインストラクションについては下記の記事で解説していますので併せて読んでみてください。
まずは一つずつポイントを見ていきましょう。
ダウンドックから右足前の戦士のポーズⅠを例にします。
インストラクション例「動きの誘導」のポイント
足から順番に上に向かって動きを誘導します。
左足つま先を膝頭より外向きにして息を吐き出しながら右足を右手内側に置きに行きます。
膝を曲げたまま吸って起き上がりましょう。両手前から回し挙げて頭の上で合掌します。
目線斜め上か手を見て呼吸をしましょう。
足から始まる動きは、誘導も足から始まり目線で終わることがポイントです。
インストラクション例「五感の誘導」のポイント
動きの誘導が終わってから五感の誘導に移ります。
両足土踏まずを引き上げ
おへそを正面に向けながら
恥骨のあたりから指先へ向かって息を吸い込むようなイメージをもって背筋を伸ばします。
力み過ぎず、必要最小限の力を見つけるように吐く息ごとに首や肩回り、お尻の力みを少しずつほどいてみましょう。
そこから一つ腰を真下に落とすと下腹部の引き締めに効果的です。
感情に働きかける効果を最後に入れるのがポイントです。
ヨガのポーズが安定しない理由
生徒さんのポーズが安定しない理由は
- 身体の動かし方が分からない
- 見た目だけマネをしている
- ポーズのコツがわからない
ヨガ初心者の方に多い理由ではありますが、ヨガ歴の長い生徒さんでも「3.ポーズのコツがわからない」といった場合があります。
では、なぜそうなるのか掘り下げてみましょう。伝わるインストラクションのコツがわかるようになります。
誘導のコツ/身体の動かし方が分からない場合
ポーズ自体に慣れていない場合や、動きの誘導が伝わらない場合に陥りがちになります。
- キョロキョロする
- とても力んでいる
- グラグラしている
生徒さんの様子がこの3つに当てはまるようでしたら、インストラクションは耳に入ってきていても身体の動かし方が分からないといった場合が考えられるので
動きの誘導を終えたら、動きの補足をインストラクションするようにすると伝わりやすくなります。
例えば左足が軸の木のポーズでの補足として
左の太ももで右足を押し返してみます
足が力強くなったら
身体の左側を使って呼吸をしてみましょう。など
特にポーズがグラグラしている場合は身体を支える力が使えていないということになるので、インストラクションに動きの誘導を補足するとどこに力を入れれば安定するのかが伝わりやすくなります。
誘導のコツ/ポーズの見た目だけマネをしている場合
初心者に方に多いですね。様子の特徴は
- 常に周りの様子を見ている
- どのポーズでも指先が反っている
- ポーズで息を止めてしまう
何度もクラスに参加してくれている生徒さんであれば、ヨガは強要するもではありませんので本人が気づくまでそっとしておくといいかもしれません。
明らかに初心者の方へは自分に意識を向ける言葉をインストラクションに含めていきます。
戦士のポーズⅡを例にしてみると
身体一つ後ろに引いて
指先から視線が逸れないように
すべての集中を傾けます など
あれこれ動きの誘導を入れてしまうより、まだクラスに慣れていない初心者の方がレッスンに集中できる雰囲気をつくることが大切です。
誘導のコツ/ポーズのコツがわからない
どこを意識してどうバランスをとっていいのか伝わっていない時
- バランスを崩す
- 生徒さん同士が顔を見合わせる
- 生徒さんの表情が硬い
生徒さんにそういった様子が見られた場合は、インストラクションの見直しをおすすめします。
先ずは動きの誘導だけを徹底的に足から順番に上に向かってインストラクションをする練習を行ってみましょう。
特に自分が苦手なポーズはインストラクションも苦手なはずですから、ポーズ自体も一緒に練習できるといいですね。
まとめ
ヨガのレッスンは生徒さんの様子を見ながら進めていくのが基本です。ヨガインストラクターとしてまだ経験が浅いのであれば
レッスンごとに生徒さんの様子をメモにして残すようにすると、自然とクラス全体を見る力がついてきます。
生徒さんの様子を見ることができれば、今回紹介した「ポーズが安定するインストラクション誘導のコツ」も生徒さんの様子に合わせて使い分けることができるようになりますよね。
また、下記の記事ではクラス別に伝わりやすいインストラクションのコツを解説していますので、ぜひあわせて読んでみてください。
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