こんにちは!ナベちゃんです。
ヨガのレッスン経験がまだ浅い頃、レッスン中に何を優先してポーズの効果を伝えたらいいのかが分からなくなったことがあります。
せっかくレッスンに参加してくれている生徒さんには「どこをどうすればコレに効果的です。」という流れをしっかりと伝えたいですよね。
レッスンに参加してくれる生徒さんに、ポーズの効果を的確に伝えたいという方は
に引き続き、立位側屈についての効果と効果を実感してもらうためのポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
何を優先してポーズの効果を伝えればいいのか?については下記の記事で解説していますので、あわせて読んでみるのがおすすめです。
ヨガのクラスで使われる立位のポーズ/側屈
難易度の高いポーズではなく、ごく一般的なヨガのクラスでよく使われるポーズをまとめてみました。
- ウッティタトリコナーサナ
- ウッティタパールシュヴァコナーサナ
- シャンティヴィラバドラーサナ
共通した期待される効果は、体幹強化・股関節の柔軟性向上・お腹周りの引き締めです。
では、一つづつ解説をします。サンスクリット語でのポーズ名と意味も添えてみましたのでぜひ参考にしてみてください。
ウッティタトリコナーサナ/Utthita Trikonsana
意味:「Utthita=伸ばす」「Tri=3」「kon(a)=角」英語ではTriangle Pose(トライアングルポーズ)と呼ばれ、その名の通り三角のポーズという解釈。
効果を実感するポイント
強度の弱いクラスや、初心者の多いクラスではアライメントにこだわり過ぎず脇腹に伸びを感じることを優先するようにすると効いているなという感覚を持ちやすいです。
少し動けるクラスなら体幹を使って身体を支えるようにしたり、左右の脇腹を同じくらい伸ばすよう促すなど、ウエストが落ちてしまわないような誘導をすると内ももや下腹部の引き締めを感じてもらうのがポイントです。
ウッティタパールシュヴァコナーサナ/Utthita Parsvakonasana
意味:「Utthita=伸ばす」「Parsva=体側」「kon(a)=角」ポーズの形から「角」は角度という解釈で、角度を付けて体側を伸ばすという意味。
効果を実感するポイント
手を置く位置で強度の変わるポーズですね。ポイントは、やさしいクラスなら腿に肘を乗せてウエストが伸びる感覚を。中級クラスなら腿の内側から指先か手を床に内ももと体幹へアプローチ。上級クラスなら腿の外側に手を置き左右の脇腹に伸びを感じると脚と体幹全体に効いている感覚があります。
シャンティヴィラバドラーサナ/Shanti Virabhadrasana
(ヴィパリータ ヴィラバドラーサナ /Viparita Virabhadrasana)とも呼ばれる。
意味:「Shanti=平和・平安・至福・穏やか」「Vira=戦士」「hadra=友達」言葉の意味としては平和な戦士のポーズ。具体的に「伸ばす」などの文字ではないので、心地の良く体側を伸ばすポーズという解釈をしています。
英語では「リバース・ウォーリア」という名で、レッスンではヴィラバドラーサナⅡの流れで使うことが多いポーズですね。
効果を実感するポイント
呼吸を重視して体側が伸びる感覚を伝えるか、アライメントを重視してお腹周りの引き締めに繋げるかで強度は変わります。レッスンでは呼吸に合わせて動くイメージで、キープをするといったイメージのないポーズではありますが
動きを付けながら3呼吸ほどキープしてみるのも意外性があって面白い使い方ではないかと思います。動きながら呼吸かアライメントについて伝えるのがポイントでしょうか。
まとめ
立位側屈はアライメントを重視し過ぎると強度が上がりがちになるので、クラスのレベルに合った誘導を心がけたいところです。
そのためにはクラスごとに伝えるべきポイントを押さえておくことも重要です。下記の記事では「クラスごとの適切なインストラクション/伝え方」について解説をしていますので、ぜひ併せて読んでみてください。
また、ポーズへの効果を生徒さんに伝えるには解剖学の知識も必要です。下記の記事はレベルに合わせたヨガ解剖学のおすすめ本を紹介していますので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
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