ねーねー、
ヨガとストレッチって何が違うの?
えーーとね、全然違うよ!
?説明になっていない気がする。。。。
今回は、「説明して?」と言われると、ちょっと自信がないかも。。。という方向けにヨガとストレッチの違いについてまとめてみました。
この記事の後半にはヨガのレッスンに欠かせないストレッチを意識したバリエーションの取り入れ方についても紹介しています。
ヨガのレッスンを流れるようにスムーズに進めたい!という方はぜひ参考にしてみてください。
ヨガとストレッチの違い3つのポイント
ヨガとストレッチの違いは主に下記の3つになります。
- 筋肉
- 息(呼吸)
- 効果
では、それぞれの項目で比較をしながらヨガとストレッチの違いについて解説をします。
ヨガとストレッチの違い/筋肉
ストレッチで使われる筋肉はアウターマッスル、ヨガで使われる筋肉はインナーマッスルです。
厳密にはヨガもストレッチの要素を含みますのでアウターも使いますし、ストレッチも息(呼吸)をしながら行えばインナーマッスルが使われます。
しかし、筋肉の違いに関しては
ストレッチで「あ、伸びて気持ちがいいな」という感覚があるのは、アウターマッスル(手で触ることのできる筋肉)に対し
息(呼吸)がメインであるヨガで使われる筋肉はインナーマッスル(骨に近くて触れない筋肉)という違いがあります。
と、言うのが説明として分かりやすいのではないでしょうか。
ヨガとストレッチの違い/呼吸
立ったまま行う前屈を例にして息(呼吸)の違いを比較すると
ストレッチ | ヨガ |
脚の後ろ側や体の背面を伸ばしながら息(呼吸)をする | 息(呼吸)がしやすいように足の裏で床を押しお尻や腰、お腹を伸ばす |
一見、同じ動きのようですがこうして比べると明らかに目的が違っていることがわかりますね。
では、ここまでを踏まえた上で効果の違いについてまとめていきます。
ヨガとストレッチの違い/効果
ストレッチは主にフィジカル(肉体的)な効果に対し、ヨガはフィジカル面の効果+メンタル(精神的)への効果が期待できます。
では、ヨガとストレッチの代表的な効果を見ていきましょう。
ストレッチの効果 | ・筋肉疲労の緩和 ・柔軟性の向上 ・血流アップ ・肩凝り腰痛の緩和 ・姿勢の改善など | ヨガとストレッチ 共通の効果 |
ヨガの効果 | ・体幹強化 ・内臓の活性化 ・集中力の向上 ・感情をコントロールする力の向上 など |
効果を比べるとヨガはストレッチの効果を含みつつ精神的な効果も期待できることがわかりますが、
だからといってストレッチがヨガより劣っているということではありません。
なぜなら、ヨガのレッスンでは山場で登場するメインポーズで呼吸がしやすいようにストレッチを目的とした動きも取り入れるからです。
意識が呼吸に向くと集中力が高まる感じがするんだよね~
うん。そうするとポーズも安定するの。
ヨガとストレッチは何かしらの違いはあっても、体を動かす「運動」であることに違いはありませんので、
日中お仕事の隙間時間にはストレッチ、帰宅後お休み前のはヨガをするなど、上手に使い分けながら心身の健康を保ちたいものですね。
では、ここからはヨガインストラクター向けに
ストレッチを使ったバリエーションがなぜ必要なのか解説をします。
ポーズとポーズを繋ぐバリエーションとしてもう少しストレッチを上手に取り入れたいという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
ヨガは呼吸をするためにポーズを行う
ヨガのポーズは呼吸をするために行うということを前提に、
どこを意識すれば呼吸しやすいか、意識を向けたい部位がどういった動きで刺激されるのかを自分で検証することが大切です。
ヨガの目的は「精神の安定」です。
ヨガは全身で呼吸をします。動きながら身体の隅々に呼吸(酸素)を行渡らせ、体の状態を呼吸(酸素)が取入れやすいようにし「穏やかな呼吸」を目指すことでの精神の安定が目的となります。
例えばヴィラバドラーサⅠをレッスンでしてみると、キープ時間が長くなるほど呼吸が浅くなる傾向にあります。
そういった場合には、どうしたら深い呼吸がしやすいのかを自分の身体を使って観察をし、
ポーズに入る前にどこがストレッチされると呼吸が楽になるのかがわかれば
そこにアプローチするバリエーションのアイディアも浮かびやすくなるはずです。
しかし、実際のレッスンでは
「生徒さんが自分の感覚と違うかもしれない」
「伝わらないかもしれない」
という不安を抱いてしまうこともあります。
得意・不得意はインストラクターの個性
例えば、「美容室」に行くとします。一言で「美容室」と言ってもカットが得意・パーマが得意・カラーリングが得意など お店によって特徴がありますよね?
同じように「ヨガ」もモチベーションを上げるのが得意・フローヨガが得意・フィットネス系が得意など、先生によって個性があるのがヨガのレッスンです。
なので、インストラクションでもどんなイメージを伝えるかはインストラクターの個性ですから、「こう習った」「みんなこう言っている」というよりは自分の感覚を大切にした方が生徒さんもレッスンを楽しめるのではないでしょうか。
もちろん、解剖学の知識も大事ですが、人はそれぞれ骨格も筋肉も違いますから自分の感覚をレッスンで伝えた方がインストラクションにも説得力が生まれますよね。
まとめ:ヨガとストレッチの違いを説明してみよう!
今回はヨガとストレッチの違いについて解説をしましたが、レッスンに参加されている方の多くは
何となく違うという認識はあっても、具体的にどう違うのかわからないままの人が多いです。せっかく自分のレッスンに参加してくれているのですから
なにか、「へ~!そうなんだ!」と思ってもらえる場面を作るのも参加される方への配慮ではないかと思います。そのためにも、学びを深めることを呼吸を深めるのと同じくらい大切にしたいですね。
下記では、疑問に思いがちな「筋肉のつきかた」についてまとめています。生徒さんの質問に寄り添いたいという方は、こちらの記事もおすすめなので、ぜひ読んでみて下さい。
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