ヨガ【参加者の心に響く誘導】言葉の見つけ方

♡ 心とお肌に”うるおい”を ♡
言葉・挨拶
記事内に広告が含まれています。

こんにちは!ナベちゃんです。

日々のレッスンの中で、インストラクションのバリエーションが少ないと感じることがあります。

インストラクションは動きを誘導するだけでなく、参加されている方のモチベーションや身体への効果にも影響する大切な言葉ですよね。

そこで今回は、言葉のバリエーションを見つける方法を解説します。

この記事でわかること
  • 「言葉」の効果
  • 「言葉」を見つけるコツ
  • インストラクション具体例
  • インストラクションの種類
  • 伝えるコツ

どうして言葉での表現が必要なのかを理解できれば、格段に自分の「言葉」を見つけやすくなります。

では、「言葉」の効果から見ていきましょう。

言葉で表現することの効果

例えば、レッスンのインストラクションが「動きの誘導のみ」だったとしたらどうでしょうか?ちょっとイメージするだけで「ただの運動」になってしまうのは明らかですね。

ヨガのレッスンは身体を動かすことを目的としていますが、インストラクターから発せられる言葉での表現は参加者の「五感に語り掛ける効果がある」と言っても過言ではありません。

参加される方がよりヨガをしやすいように、心地良い言葉のガイドを提供するのもヨガインストラクターの大切な仕事です。

言葉を見つけるには

自分が好きなインストラクターさんの言葉を参考にするのも良いですが、日ごろからヨガで自分の感覚を磨くことが大切です。

編集者のナベちゃんはアシュタンガヨガを続けていますが、その日の身体の状態やメンタルの状態で感じ方はいつも違っていて、その日その時の感じたことを言葉にしてレッスンに取り入れていました。

ヨガのインストラクターでヨガが嫌いな人はいないと思いますので、ぜひ自分のヨガの時間を大切にしてほしいと思います。

シンプルな言葉選びが大切

「イメージしやすい言葉」や「優しく温かみのある言葉」は聞いていて心地良いですよね。

ヨガのレッスンでは意識する部位を比喩を使って表現する先生が多いのは、心地良さを提供したいという、参加される方への配慮でもあります。

では実際のレッスンでどんな比喩が使われているのか具体的な例を見てみましょう。

ヨガの誘導で使われる表現の具体例

「背筋を伸ばす」表現の具体例
  • 呼吸が滑らかに背骨を通ってお腹の中で温まります。
  • 身体に一筋の軸を感じながらご自身の重みを床にゆだねます。
  • 木の根が栄養を吸い上げるように背骨を引き上げます。
  • 呼吸の通り道を真っ直ぐに整えます。
  • 吸う息、風船のように、お腹も背中も同じくらい膨らませます。

どれも言葉としての表現ですが、あくまでも「ヨガの誘導」であるということを忘れないようにしましょう。

インストラクションは2種類に分けられる

参加者の心に響く言葉を見つけるためにはインストラクションの種類を2つにわ分けて考える必要があります。なぜなら、その方が「言葉」を添えるタイミングが理解しやすいからです。

では具体的にインストラクションを2つに分けてみましょう。

インストラクションの種類
  • 動きの誘導(両手を頭の上で合掌しますなど)
  • 五感の誘導(温めるように、抱きしめるようになど)

一つづつ詳しく見ていきましょう。

動きの誘導とは

理想なのは、目を閉じていても動けるインストラクションです。

「動きの誘導」のインストラクション具体例
  • 両足を揃えて真っ直ぐに立ちます。
  • 大きく息を吸い込みながら目線と共に両手頭の上で向かえ合わせにしましょう。
  • 吐く息で膝を軽く曲げながら両手を揃えた足の両サイドに置きにいきます。

実際、レッスンに参加されている方は「目で見て」「耳で聞いて」動きやポーズを受け取っているので全ての動きに「理想」を追い求める必要はありません。

あくまでもインストラクションの基本として覚えておきたいポイントです。

五感の誘導とは

イメージしやすい比喩を使った言葉の表現です。

「五感の誘導」を含めたインストラクション具体例
  • 両足を揃えたら土踏まずを吸盤のように床に吸い付かせます。
  • 土踏まずから呼吸を吸い上げるイメージで目線を上げながら両手頭の上で向かい合わせにしましょう。
  • 吐く息、温まった呼吸をお腹に集めます。膝を緩めがら両足のサイドに手の平を置いてみましょう。

「動きの誘導」と同じ動きで「五感の誘導」を含めた例でしたが、五感の誘導を含めるとインストラクションが長くなってしまいますよね。

では、この問題を解決するためのポイントを解説します。

「誘導」のタイミング

ヨガのレッスンは身体の左右が均等になるように動きます。インストラクションが長くなるのを防ぐコツは右と左で「動きの誘導」と「五感の誘導」に分けることです。

ナベちゃん
ナベちゃん

(右)吸う息で右手を横から回し上げましょう。吐く息で右の脇腹に伸びを感じるとこまで身体を左に傾けます。

ナベちゃん
ナベちゃん

(左)反対側です。吸う息、指先で遠くの空気を頭の上に集めて、吐く息で心地良いところまで指先を左に送ります。

左右の動きがある場合は「反対側です」と一言添えるだけで動きの誘導は完結します。

左右がない場合は、同じ動きを数回行うことでインストラクションが長くなってしまうことを防止できますから、動きによって臨機応変に対応しましょう。

また、比喩を使った表現を入れすぎるとレッスン全体のコンセプトが崩れる原因にもなりますから、どんなプログラムなのか、コンセプトに配慮したバランスになるように心がることも大切です。

まとめ

今回は、「ヨガ【参加者の心に響く誘導】言葉の見つけ方」について解説をしました。

自分の言葉を見つけるためには、心地良い言葉でのガイドを提供するのもヨガインストラクターの大切な仕事だということを理解しておくことが大切です。

下記は、レッスンに使えるテクニックについて解説した記事の一覧です。ぜひ併せて読んでみてください。よろしくお願いいたします。

コメント