時々、レッスン始まりの挨拶で
何を話していいのか分からなくなる。。
レッスン内容には力を入れるけれど、前後の挨拶がアバウトになってしまう。。なんてことありませんか?
今回は、そんな時に役立つレッスン始まりの挨拶をテンプレートとしてまとめてみました。
実際のレッスンを想定した例もあげていますので、レッスン内容の伝わる挨拶をしたいという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
ヨガレッスン始まりの挨拶テンプレート
(1)自己紹介
時間帯の挨拶・おはようございます・こんにちは・こんばんは+インストラクターの〇〇です。
(2)テーマ
プログラムの範囲で特に意識する部位や動きなどをテーマにして短い言葉で伝える
(3)プログラム説明
このプログラムは○○○な動きが多いクラスです。など
(4)注意点
常温なら痛みが出るほど頑張る必要はありませんなど。ホットなら、こちらからもお声がけしますが、お水はこまめに摂るようにしますなど。
(5)開始の挨拶
では始めていきます。本日もよろしくお願いいたします。など
こうしてみると、構成はとてもシンプルですよね。
では、シンプルだからこそ「心がけたいこと」を解説していきます。
始まりの挨拶で心がけたい5つのこと
レッスン始まりの挨拶の伝え方で心がけたいのが、以下の5つです。
- 体験者が参加している時は、クラスの紹介をする
- 解剖学の説明はできる限り簡素に
- テーマのキーワードを短い言葉で盛り込む
- たとえ話でその日のレッスンをイメージしやすくする
- 生徒さんが飽きない伝え方
一つづ解説をします。生徒さんに伝わりやすい挨拶の方法を知りたいという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
体験者が参加している時は、クラスの紹介をする
突然クラスのプログラムと関係のないことを話すと、体験の方に不安を与えてしまう場合があるからです。
始まりの挨拶で「こんなクラスです」という紹介をしたうえでレッスンを行うのと
何の説明も無くレッスンを始めるのとでは、随分印象が違いますよね。
例えば
体質改善のクラス / レッスンテーマ むくみ
1.自己紹介
インストラクターの○○です。
2.テーマ
今日はため息が出るくらい暑いですね。暑さに負けない体力づくりを一緒にやっていきましょう。
5.開始の挨拶
それでは始めていきます。本日もよろしくお願いいたします。
1.自己紹介
インストラクターの○○です。
2.テーマ
今日はため息が出るくらい暑いですね。でも「ため息」も呼吸なので吐き出した分、新しい呼吸が入ってきます。ということは、身体の中に新しい循環を作っているということです。特にむくみやすい方は循環を促すために大きな呼吸を意識して改善することに繋げましょう。
3.プログラム説明
今回は体質改善の中でもむくみをテーマにしますので、
4.注意点
リンパの流れを促すために関節をよく動かします。痛みや不快感が出るほど頑張ると逆にむくんでしまったりしますので、心地良いと思える範囲で動くように心がけましょう。
5.開始の挨拶
それでは始めていきます。本日もよろしくお願いいたします。
ここは「体質改善ヨガ」を行うクラスで、今回のレッスンテーマは「むくみ」だと伝わるのは明らかに後者ではないでしょうか。
体験の方が参加している場合は特に、クラスの内容が伝わる挨拶を心がけると、それだけで「そういうヨガのレッスンなんだ」と納得してから動くことができるので、
「どんなことをするのかわからない」といった不安を軽減することができます。
解剖学の説明はできる限り簡素に
インストラクターはつい「筋肉の名前」を説明しがちですが、基本的に筋肉の名前を使った説明は必要はありません。
一部、例をあげると
姿勢改善ヨガのクラス / テーマ インナーマッスル
2.テーマ
今日は外旋六筋から骨盤底筋、脊柱起立筋群や大腰筋、腹横筋などの
3.プログラム説明
インナーユニットの働きを良くすることで姿勢を改善しましょう
4.注意点
力み過ぎるとアウターマッスルが使われるので、できるだけインナーを意識して動きます
少々、極端ではありますが、
筋肉の名前を入れてしまい、結局どういったレッスンなのかがわからなくなっている例です。
では、同じ内容でレッスン始まりの挨拶らしく言葉を入替えてみます。
2.テーマ
みなさん、スッと背筋を伸ばしてみましょうか?
今の姿勢をキープしているのが、手で触れない骨の近くにあるインナーマッスルと言われる筋肉です。
3.プログラム説明
今日はこの、スッと背筋を伸ばすくらいの力加減を見つけながら姿勢を改善につなげていきます。
4.注意点
時々、ちょっとキツイかな?という場面も出てくるかと思いますが、姿勢を正す力を付けていく過程だと思って動いてみて下さい。
どうでしょうか?
無駄な筋肉の名前を省いてもレッスン内容がちゃんと伝わっていますよね。
このように一般的なヨガのレッスンでは、聞き慣れない筋肉の名前は入れない方が分かりやすい挨拶になります。
では次に、「わかりやすい挨拶」にするための具体的な方法を見ていきます。
テーマのキーワードを短い言葉で盛り込む
テーマのキーワードとは、テーマにしている部位・症状のことです。
実例を抜粋すると
体質改善ヨガのクラス / テーマ むくみ(キーワード)
2.テーマ
今日はため息が出るくらい暑いですね。でも「ため息」も呼吸なので吐き出した分、新しい呼吸が入ってきます。ということは、身体の中に新しい循環を作っているということです。特にむくみやすい方は循環を促すために大きな呼吸を意識して改善することに繋げましょう。
姿勢改善ヨガのクラス / テーマ インナーマッスル(キーワード)
2.テーマ
みなさん、スッと背筋を伸ばしてみましょうか?
今の姿勢をキープしているのが、手で触れない骨の近くにあるインナーマッスルと言われる筋肉です。
どちらも、短い言葉でテーマ(キーワード)を伝えているのが特徴です。
なぜなら、長い説明は飽きてしまい、生徒さんのモチベーションを下げてしまうからです。
キーワードはパッ!とレッスン内容を伝えるのが目的なので、長くなって飽きさせないように、なるべく短くまとめたほうが伝わりやすいですね。
たとえ話でその日のレッスンをイメージしやすくする
「たとえ話し」をするだけで、その日のレッスンをイメージするポイントを作ることができます。
2.テーマ
今日はため息が出るくらい暑いですね。でも「ため息」も呼吸なので吐き出した分、新しい呼吸が入ってきます。ということは、身体の中に新しい循環を作っているということです。特にむくみやすい方は循環を促すために大きな呼吸を意識して改善することに繋げましょう。
大きな呼吸を「ため息」と表現したたとえ話しです。すると、呼吸を意識するレッスンなんだという想像ができるようになり、レッスンテーマの意図も伝わりやすくなります。
生徒さんが飽きない伝え方
「ここをこうすると、こうなる!」など、よくわからない事を言われたら
誰もが「・・・・・・???」となると思いますが、
生徒さんも同じで、言葉としての説明だけではなく、ジェスチャーや実際にポーズを見せながら説明すると
飽きることなく始まりの挨拶に耳を傾けてくれるようになります。
「レッスンにあまり自信が持てない。。」という方も、わかりやすい挨拶をするだけで次回レッスンへの参加率も上がるので、少し練習をしてみるといいかもしれませんね。
まとめ:誰でも簡単に伝わる挨拶はできる!
誰でも簡単に伝わる挨拶をすることができる順番は
- 自己紹介
- テーマ(キーワード)
- プログラム説明
- 注意点
- レッスン開始の挨拶
この流れで挨拶するだけで驚くほど伝わりやすくなるので、「レッスン始まりの挨拶まで考えていなかった!」と言う時にはぜひ使ってみて下さい。
下記の記事では「終わりの挨拶」について実例を使った解説をしていますので、こちらも是非あわせて読んでみて下さい。
このサイトではヨガインストラクターへ向けて、悩みがちな問題を解決する力をつけていくことを目的に「レッスンだけはない大切なこと」を【イントラ学】として発信していますので、もしよろしければまた覗きに来てください。宜しくお願いいたします。
コメント
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