こんにちは!ナベちゃんです。
ヨガには「合掌」するポーズが幾つかありますが、インストラクションの中に合掌をすることの意味をを添えられますか?
今回は誰でもレッスン中に意味を伝えられるようになることを目指して、「合掌」について分かりやすく解説をします。
合掌に込められた意味
一般的に「合掌」のイメージは感謝・祈り・敬意、と言ったところでしょうか。
ヨガでの意味も同じですが、そこに「統合」「一つになる」といった意味が含まれます。
では、何と「統合」「一つになる」のかを掘り下げていきましょう。インストラクションに重みを付けたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
アンジャリ・ムドラー(合掌)
ヨガで合掌の手の形のことを「アンジャリ・ムドラー」といいます。
形は単純に右手と左手を合わせているように見えますが、実は森羅万象(宇宙に存在する全てのもの)を一つに統合するといった壮大な意味が込められています。
「光と影」「陰と陽」「肉体と精神」「宇宙との合一」
人の身体には右と左があって、でも鏡に映したような対称(シンメトリー)ではありませんよね。
外を歩いていて「影」があれば、日が差しているということですし、暖かい空気は上に昇り冷たい空気は下に降ります。
「人間」は、見た目の肉体だけが有っても、目に見えない「精神」が無ければ生命を維持できず、
生命を維持するには環境という地球の恩恵が必要で、その地球は宇宙の影響を受けています。
つまり、今ここに「人」として存在しているのは森羅万象(宇宙に存在する全てのもの)との繋がりがあるからです。
宇宙と繋がることは簡単なことではありませんから、まずは右と左の手の温かさを感じてみたり、中指を真っ直ぐ上に引き上げようとしたときに背筋が伸びる感覚をレッスンに取り入れても面白いかもしれませんね。
レッスンで手を合わせるのは何故?
ヨガレッスンでは必ず始まりと終わりに手を合わせてお辞儀をしますが、ただ挨拶をしている訳ではありません。
もちろん人対人の場でお互いに敬意を払うといった意味もありますが、合掌には「気持ちを落ち着かせる」「不安を軽減する」といった癒しの効果もあります。
手の平同士を優しく押し合うと体温を感じますよね。また、手の平の感覚に意識を向けるとそこに集中力が生まれているはずです。つまり、肉体の感覚と意識が統合されるということ。
レッスン始まりの挨拶では集中力を高め、終わりの挨拶では肉体と精神の統合に感謝をする行為でもあるということをヨガインストラクターとして覚えておきたい知識です。
まとめ
実際のレッスンではクラスのコンセプトに合わせてインストラクションをする必要がありますから、合掌についての意味も効果も取り入れるのは一つに絞りましょう。
また、自分の言葉に置き換えると参加者に先生のマインドも伝わりやすくなるので、信頼関係を繋ぐためにもこの記事をヒントとして捉えることがおすすめです。
レッスンの中に取り入れやすい合掌の意味
- 身体と精神を統合する
- 自分の存在に感謝をする
- 気持ちを落ち着かせる
レッスンに取り入れやすい合掌の効果
- 癒し
- 背筋を伸ばす
- 集中力を高める
今回は「ヨガ合掌のポーズの意味|なぜ手を合わせるの?」につて解説をしました。
何気ないと思われる動きにも意味があるところがヨガの面白さの一つですよね。レッスンに参加してくれる方へ「ヨガの面白さ」「ヨガの楽しみ方」を伝えるためのツールとして
このサイトの【マメ知識】を使っていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
コメント