ポーズの印象が変わる!インストラクション言葉の入替え術

♡ 心とお肌に”うるおい”を ♡
インストラクション
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こんにちは!ナベちゃんです。

ヨガのレッスンに欠かせないものの一つがインストラクションです。

ポーズによってはキツイと感じてしまったかな?もう少しリラックスしてもらうにはどう伝えればいいかな?と悩んでしまうこともありますよね。

そこで、この記事ではいつものインストラクションでもポーズへの印象を変えることができる方法を具体例を入れながら、わかりやすく解説をします。

この記事でわかること
  • ポーズの印象を変える方法
  • 言葉でポーズの印象が変わる理由
  • インストラクションで使う言葉の具体例
  • クラスごとに使い分けるコツ

言葉を入替えるというテクニックをインストラクションに落とし込むことで、ポーズへの印象を変えるだけでなく、生徒さんの耳にも心地良く伝わりやすいインストラクションができるようになります。

インストラクションの幅を広げたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

インストラクションは言葉を入替えると幅が広がる

普段のレッスンで使う言葉を選ぶのはとても大事ですよね。それと同じくらい、言葉を伝える順番も大切です。なぜなら伝える順番によってポーズへの印象が変わるからです。

例えばダウンドックからのトリコナーサナのインストラクションをイメージしてみましょう。

①右足を手と手の間に優しく置きにいきます。

②後ろの足はつま先を程よく外側に向けて息を吸いながら上体を起こします。おへそが正面になるように立ちましょう。

③吸って両腕を大きく広げて上半身を右にスライドします。吐いておへそを中心に体を傾けて。

と、ここまでは基本的な動きの誘導で、次はどこをどう意識するかを伝える段階になります。

そこで2つのインストラクションを比べてみましょう。

イントラ君
イントラ君

余裕があれば右の脇腹も同じくらい伸びが感じられるところまで背筋を伸ばしていきます。

肩を楽にして辛ければ右手は楽にして脚に添えましょう。

ヨギ先生
ヨギ先生

辛ければ右手は楽にして脚に添えましょう。肩を楽にして

余裕があれば右の脇腹も同じくらい伸びが感じられるところまで背筋を伸ばしていきます。

同じ言葉を使っていますが、動いてみるとポーズへの印象が変わりますよね。

では、どうして印象が変わったのかを解説していきます。インストラクションの幅を広げたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

インストラクション言葉のイメージを入替える

イントラ君
イントラ君

余裕があれば右の脇腹も同じくらい伸びが感じられるところまで背筋を伸ばしていきます。

肩を楽にしてければ右手は楽にして脚に添えましょう。

見やすくするために「余裕」「辛」に赤く印を付けました。

「余裕」はポジティブなイメージを連想させる言葉

「辛」はネガティブなイメージを連想させる言葉

ポジティブなイメージを連想させる言葉とネガティブなイメージを連想させる言葉を入替えたのがヨギ先生のインストラクションです。

ヨギ先生
ヨギ先生

ければ右手は楽にして脚に添えましょう。肩を楽にして

余裕があれば右の脇腹も同じくらい伸びが感じられるところまで背筋を伸ばしていきます。

このようにネガティブなイメージを連想させる言葉を先に伝えることで、ポジティブなイメージが引き立つようになります。

では、もう少しわかりやすく普段の生活に置き換えて考えていきましょう。この伝え方が解ればインストラクションの質が格段に上がるので、どんなポーズもプログラム内容に合わせたインストラクションができるようになります。

ネガティブなイメージを連想させる言葉を先に伝える効果

例えばヨガマットを買おうとした時、ネットで欲しい商品を探すと思いますが

同じ商品でもレビュー件数を見れば明らかに、売れてるショップと売れていないショップがありますよね。

その違いは商品の説明欄をじっくり読んでみるとわかります。売れているショップのほとんどはデメリット(ネガティブなイメージ)の後にメリット(ポジティブなイメージ)を伝えていることが多いからです。

簡単ではありますが具体的な例をあげると

①このヨガマットは耐久性に優れていてとても長く使えますので、他のものと比べると長い目で見た商品価格です。

②このヨガマットは他の商品に比べると価格は高いと感じますが、耐久性に優れているのでとても長く使える商品です。

①はメリット(ポジティブなイメージ)を先に伝えていますが、②はデメリット(ネガティブなイメージ)を先に伝えています。

どちらの商品説明に好感を持ちやすいのかと言われれば②と答える人が多いはずです。

このデメリット(マイナスをイメージさせる言葉)を先に伝えるというテクニックをインストラクションに落とし込むことでポーズへの印象はもちろん、レッスン全体をポジティブな印象へ導くことが可能になる訳です。

ネガティブなイメージを連想させる言葉の具体例
ネガティブなイメージを連想させるインストラクションの例
  • 辛ければ~を~しましょう
  • 無理せず~しましょう
  • 頑張り過ぎず~をしましょう
  • ~が~するのは頑張り過ぎです
  • 息苦しいようであれば
  • 肩が窮屈であれば
  • 首が詰まるようなら  など
ポジティブなイメージを連想させる言葉の具体例
ポジティブなイメージを連想させるインストラクションの例
  • 余裕があれば~を~してみます
  • もう少し~に~をしたいようなら
  • ~が~するように~をしてみましょう
  • ~に効かせていきます
  • チャレンジしましょう
  • ~を優しく~します
  • ~を包み込むように~を~します  など

インストラクションを崩さずに言葉を入替えるコツ

商品を紹介するのと違ってヨガのレッスンでは言葉に動きが伴いますから、言葉の入替えを意識し過ぎると動きの誘導がおかしくなってしまうこともありますので注意が必要です。

この言葉を入替えるというテクニックはポーズの形を誘導した後、「辛ければ」「キツければ」「呼吸が苦しければ」など、軽減する動きを伝える場面で使うようにすると

インストラクションを崩すことなく生徒さんにもポジティブなイメージが伝わりやすくなるのでおすすめです。

言葉の入替えをクラスごとに使い分ける

一つのポーズでも、クラスの内容に合わせて言葉の入替えを使い分けることもできます。

例えばフィットネス系のクラスで力強い動きを入れたい場合には、「余裕があれば」「チャレンジしましょう」「~に効かせましょう」など

ポジティブな感覚をイメージさせる言葉を先に伝えると、達成感や満足感といった生徒さんの五感に響きやすくなります。

反対に強度の弱いクラスでは、ネガティブなイメージを連想させる言葉を先に伝えた方が生徒さんの耳にも心地良い伝わりやすいインストラクションになりますよね。

沢山動くクラス
  1. ポジティブなイメージを連想させる言葉
  2. ネガティブなイメージを連想させる言葉
強度の弱いクラス
  1. ネガティブなイメージを連想させる言葉
  2. ポジティブなイメージを連想させる言葉

インストラクションはレッスン全体をデザインする

今回は「ポーズの印象が変わる!インストラクション言葉の入替え術」について解説をしました。

インストラクションはレッスンに参加してくれている生徒さんへ、動きを誘導したりポーズのポイントを伝えるために無くてはならないものですし、

ヨガインストラクターが強い言葉を使えばポーズも力強くなり、柔らかい言葉を使えばポーズの印象も優しくなります。

もちろんプログラムによって同じポーズでも言葉を使い分けることもできますから、レッスン全体をどう見せるのかをデザインするのもインストラクションの大切な役割ではないかと思います。

ちなみに今回のポイントは

・ネガティブなイメージを連想させる言葉を先に伝える

・言葉の入替えをクラスごとに使い分ける

ということでしたが、レッスンで伝えるべきポイントを押さえておくことも大切なので、説得力のあるインストラクションのコツを知りたいという方は下記の記事もせひ参考にしてみてください。

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