108回太陽礼拝が充実する!知っておきたい5つのこと

♡ 心とお肌に”うるおい”を ♡
哲学
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こんにちは!ナベちゃんです。

「108回太陽礼拝」という文字を見かける時期になりましたね。

参加する予定だけど、意味や目的についての知識は曖昧かも。

と感じている方へ

今回は108回の太陽礼拝をより充実させるために

ヨガインストラクターなら知っておきたい5つのことについて解りやすく解説をします。

この記事でわかること
  • 108回太陽礼拝が動く瞑想と言われる理由
  • ヨガの教え5つの煩悩
  • 108回行う理由
  • 108回太陽礼拝のやり方
  • 行うタイミング

覚えようとするのは大変ですが、5つのことを知れば

  • 瞑想の感覚が理解しやすくなる
  • 煩悩と言われる思考パターンに気づきやすくなる
  • 108回太陽礼拝を行うタイミングが理解できるようになる

など108回太陽礼拝の深まりを実感できるようになります。

自分で行う場合のおすすめのカウント方法も書いてありますので、ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。

108回太陽礼拝はどうして動く瞑想と言われるのか

まず、動く瞑想を知るために

  • シャバーサナ
  • 瞑想

この二つの違いを知る必要があります。

簡単に説明すると

  • ヨガの最後に行うシャバーサナは巡る思考を観察する
  • 瞑想は思考そのものをお休みする状態

ということです。

つまり108回の太陽礼拝は、動いている一瞬ごとに集中を傾けた結果、思考がお休みした状態(瞑想の状態)を引き出すキッカケを作るようなところから、「動く瞑想」と言われます。

これは頭の片隅に置いておくと108回の太陽礼拝を実践中、いわゆる瞑想の状態になったことに気づきやすくなります。

ちなみに「シャバーサナと瞑想の違いをもう少し知りたい」という方はこちらを併せて読んでみてください。

全ての思考が煩悩ではない

分かりやすく言うと、煩悩は自分の行動や感情を縛り付ける鎖として作用している思考パターンのことです。

人として生きている限り、人生では色々な経験をしますよね。

  • 様々な体験・経験をする
  • 色々な事を記憶する
  • 思考のパターンができる

大小様々な体験/経験は記憶となり、良くも悪くも「これをするとこうなる」といった思考のパターンが生まれます。

そしてその思考のパターンは日々の生活の中で危険なことなどから自分の身を守る知恵になる一方、

  • これをしてはいけない
  • こう思ってはいけない

といったように、

思考や感情のパターンが自分を縛り付ける鎖となるわけです。頭の中に無数に巡る思考の中のうち、この自分を縛り付ける鎖がいわゆる「煩悩」ということになります。

ナベちゃんもヨガの哲学を学ぶ前は

思考の全てが煩悩だと思い込んでいましたが、

こうして哲学を自分なりに噛み砕くと

実践で煩悩を手放す手助けになるということに気が付きました。

煩悩だらけで手放すって難しいな…

そんな方こそ、自分に絡まった鎖(煩悩)を手放すチャンスだと思って

108回の太陽礼拝にチャレンジしてほしいと思います。

ヨガの教え5つの煩悩

ヨガで煩悩はクレーシャと言います。クレーシャ「煩悩」は

  • 無知
  • 自我意識
  • 欲望
  • 嫌悪
  • 恐怖

の5つと説かれています。

文字だけ見ても分かりにくい…

その気持ちよくわかります!

では、一つづつ見ていきましょう。

無知

本当の自分が何かが分かっていないということ。月日という時間の流れは肉体を変化させますよね。しかし魂は変化しないものとヨガでは考えられています。この無知とは、本来の自分が魂であることをわかっていないという解釈です。

自我意識

人と比べてしまう意識。劣等感も嫉妬心も自己否定感もここから生まれます。日々の生活で気づきやすいクレーシャですね。

欲望

好きなもの大切な存在に強い執着を持つと、それらを失ったときに苦しみや悲しみをもたらすこと。執着心、欲望といった心の作用。「いつも使っている化粧水が無い!。。。ショック。。」といった心の働きです。

嫌悪

何かに対して嫌悪感を抱いてしまうのは、過去の記憶、経験を通して物事を見てしまっている状態で、分かりやすく言うと老眼ではない人が老眼鏡をかけているのと同じ状態。物事を正しく見ることが難しいですよね。

恐怖

肉体を手放す時期は誰にでも訪れるものですが、ただそれを闇雲に恐れるということ。ヨガでは肉体は魂の乗り物だと説いていています。

ヨガの哲学は難しいというイメージがある人もいるかと思いますが、書いてある内容をちょっとした日常生活の出来事に置き換えながら読み進めるのが理解を深めるポイントです。

太陽礼拝を108回する理由

年末に太陽礼拝を108回行う由来は除夜の鐘と同じようではありますが、調べてみると沢山出てきます。

なので、これは個人的な解釈になりますが

  • 1回ごとに煩悩を手放すこと
  • 新たに受け入れる準備をすること
  • 魂を入れておく器の大掃除をすること

太陽礼拝を1回行うごとに1つ煩悩を手放し、新たな歳を気持ちよく受け入れる準備として、魂を入れておく器も大掃除しましょうということなのではないでしょうか。

汚れたコップに澄んだお水を入れるより、同じお水だとしても綺麗なコップに入れた方が断然美味しく感じられるのと同じで

「太陽礼拝を1回行うごとにコップの汚れ(煩悩)を1つ拭き取る。そうすると108回終わる頃にはずいぶん綺麗になりますよ」ということです。

108回太陽礼拝のやり方

やり方と言っても「これが正しいやり方です」といったものは存在せず、太陽礼拝Aを知っていれば108回行うだけなので難しいことはありません。

スタジオなどで行う場合

ヨガスタジオなどでの108回に参加する場合は、回数のカウントも先生がやってくれますし、休憩も参加者の様子を見ながら程よいタイミングで入れてくれます。

自分で行う場合

自分で行う場合は何回か行ったら少し休憩を入れたり、1度にできなければ翌日に持ち越したりと、人それぞれの方法で108回は行われます。

ただ、自分で行う場合は回数のカウントが曖昧になりがちなので、あらかじめ対策をしておくのがおすすめです。

自分で行う場合のカウント方法

紙と鉛筆などを用意して、1回ごとに正の字を書くという方法もいいですが

動きを止める時間を短くしたいのであれば

コインを20枚用意し、10枚ずつ1列に並べたところから

1回終わるごとに一枚を重ね、10枚のコインが重なったら

もう一列のコインを1枚重ねるといったカウント方法もおすすめです。

108回太陽礼拝を行うタイミング

こちらも特に決まりはありませんので「年末にやらなくてはいけない」と、こだわる必要もなく

クローゼットを片付けるように不要なものを手放し、新しいものを迎え入れる準備をするなら年末の挨拶を終えるころが良いタイミングなのではと思いますし

年末でなくても何かを切り替えたい時や、人生が大きく動くタイミングなどで行うのも「有り」なのではないでしょうか。

大切なのはタイミングより108回の太陽礼拝を行うことの意味です。

自分の内面を冷静に見つめながら

太陽礼拝を1回行うごとに煩悩を浄化するつもりで

動いている一瞬一瞬の今にとどまってみましょう。

まとめ

今回は「108回太陽礼拝が充実する!知っておきたい5つのこと」

  • 108回太陽礼拝が動く瞑想と言われる理由
  • ヨガの教え5つの煩悩
  • 108回行う理由
  • 108回太陽礼拝のやり方
  • 行うタイミング

に、ついて解説をしました。

日々心身を整えるヨガを行うことは大事ですが、知識としてヨガの哲学を知ることも大切です。

108回太陽礼拝についてだけではなく、この記事を読むことでヨガの哲学を学ぶきっかけになれば幸いです。

また、このサイトではヨガインストラクター向けにレッスンだけではない大切なことを【イントラ学】として配信しています。

ここで得たヒントは、使ってこそ実力として身に付くものですから、

ヨガインストラクターとして自信が持てない時や壁にぶつかった時には、ぜひヒントを探しに来てください。よろしくお願いいたします。

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