こんにちは!ナベちゃんです。
パワーヨガのレッスンに参加しているのに
パワーヨガってどんなヨガ?
他のヨガと何が違うの?
という生徒さんがいらっしゃいます。もちろんご本人に悪気はなく、似たような内容のレッスンに参加することが多いだけなのだと思いますが、
ヨガインストラクターとしてレッスンを担当しているのであれば、パワーヨガの効果や特徴をしっかりとレッスンに落とし込みたいですよね。
今回はパワーヨガについて、効果や特徴とシークエンスを作るコツについてまとめてみました。
シークエンスの具体例も2つありますので、ぜひ参考にしてみてください。
パワーヨガとは?
1990年代にアメリカ発祥のアシュタンガヨガにエクササイズを目的とした要素を取り入れたエネルギッシュなヨガ。
運動量が多くボディメイクやメンタルの強化にも適しているため、アメリカのセレブの間で流行したものが世界中に広がりその流れで日本でも流行ったようです。
ベースとなっているアシュタンガヨガとの違いは、順番が決まっていないこと。エネルギッシュに動くところは同じですが、順番が決まっていないこともあり
シークエンスを自由にアレジできるためヨガのレッスンにも取り入れやすく、ダイエットやボディメイクに関心がある人に愛されるヨガです。
パワーヨガの特徴
一呼吸一動作のスピード感と、キープを長めにじっくり身体に効かせるパワー要素があるのが特徴です。
ポーズについても「ヨガのアーサナ」という枠にとらわれず、筋トレの要素を取り入れることも多いためメンタルを強化する効果も期待でき、身体を動かすのが好きな方に親しまれやすいというところも特徴としてあげられます。
どうしてメンタルが強化されるの?
断続的に強く動き続けると、いわゆる「集中した状態」瞑想状態になることも多くその状態を何度も経験することで日常生活の中でも嫌なことや苦痛を感じることへの耐性が強化されます。
また、それに加えて身体が強くなると自然とメンタルも強くなるという相乗効果もあり、ヨガのプロとしてマットに立つヨガインストラクターにオススメのヨガです。
パワーヨガの効果
ポーズによって色々な効果はあるものの、パワーヨガの代表的な効果は
- 身体が引き締まる
- 難易度の高いポーズができるようになる
- メンタルが強くなる
の3つがあげられます。では、一つづつ見ていきましょう。
身体が引き締まる
パワーヨガはそもそも運動量が多く、かつ断続的に動くことで有酸素運動となります。また、全身の筋肉をバランスよく強く使っていくので筋肉が付き身体が引き締まった印象になるためです。
実際にやってみると身体が引き締まる理由がわかる気がしますよね。
難易度の高いポーズができるようになる
パワーヨガにはアシュタンガヨガには出てこないような難易度の高いポーズもあり、何度もチャレンジすることで難しいポーズもできるようになってきます。
自分の身体を支える筋力を上手に使えるようになってくるので、そのコツをヨガのレッスンで生徒さんに伝えられるようになるという利点もありますよね。
メンタルが強くなる
断続的に強く動くパワーヨガはポーズの完成度を高めたり、自分の身体を守るために集中力が必要なヨガとも言えます。自分へ向けたその集中力がメンタルを鍛えてくれることになります。
やはり難しいポーズに挑戦していることは自信に繋がりますが、ヨガインストラクターだからと言って必ずしも難易度の高いポーズが出来なくてはいけないということでは無いです。
パワーヨガのシークエンスを作るコツ
パワーヨガのシークエンスをつくるコツはメリハリをしっかりつけることです。
アレンジが自由にできるとあって、生徒さんを思い浮かべながらシークエンスを作るのも楽しいですよね。
なによりレッスンに参加してくれる生徒さんに、より楽しんでもらうにはメリハリのある流れを作るために
スピード感(一呼吸一動作)+パワー要素(長めのキープ)を上手く組み合わせることがコツと言えます。
またレッスンでは生徒さんの安全を考慮した上で、強度には十分配慮する必要がありますので気をつけたいところです。
せっかくなので、今回はパワーヨガのシークエンスの一部を2つ紹介します。
どちらも太陽例Bを行ってから入るようにしてありますので、このパートの前に太陽礼拝Aを数回行うかヴィンヤサを挟んだシークエンスを入れるとスムーズな流れになりますのでぜひ参考にしてみてください。
立位がメインのパワーヨガシークエンス
全てのポーズでパワー要素であるキープ時間を少し長めで同じくらいに揃えてあげると、ヴィンヤサとのスピード感の違いが楽しめるシークエンスです。
生徒さんの息が上がるようなら、呼吸を落ち着かせる時間として開脚の後にヴィンヤサを挟んであげるといいかもしれません。
アームバランスがメインのパワーヨガシークエンス
一般的なレッスンでは使う事のない難易度の高いシークエンスです。自分で楽しむか、かなり動けるクラスやヨガインストラクター向けのレッスンで使ってみるのはいかがでしょうか。
※エーカパーダカウンディンニャアーサナの後にヴィンヤサを入れ、反対側をしてからヴィンヤサ⇒ハイランジから単純にチャレンジポーズとしてチンスタンドをすると楽しめそうです。
パワーヨガの効果を引き出すコツ
パワーヨガの効果である身体の引き締め効果を引き出すには、アライメントを大切にすることです。パワーヨガのクラスではアジャストメントをする機会も多いですよね。
生徒さんの身体に触れ、力の伝わる方向を伝えることで効果を最大限に引き上げることが出来るため、パワーヨガに限らずレッスンに難易度の高いポーズを取入れる為にはヨガの解剖学をぜひ学んでおきたいところです。
また、メンタル強化の効果を引き出すには何よりも集中することが大切です。パワーヨガは難易度の高いポーズに挑戦することも多いので、集中が途切れるとケガに繋がる場合も考えられます。
メンタル強化の効果を引き出すだけではなく、自分の身体も生徒さんの身体も守るために動いている時は常に集中を心がけたいものです。
まとめ
パワーヨガとは、一呼吸一動作のスピード感と、キープを長めにじっくり身体に効かせるパワー要素があるのが特徴のエネルギッシュなヨガで
効果については主に
- 身体が引き締まる
- 難易度の高いポーズができるようになる
- メンタルが強くなる
の3つがあげられました。また、パワーヨガのシークエンスを作るコツは
スピード感+パワー要素を上手く組み合わせるということと、効果を引き出しやすくするにアライメントを大切にするということでした。下記の記事は言葉でのアジャストメントのコツについても解説していますので、ぜひあわせて読んでみてください。
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