クラス別【参加者の心を掴む】伝わるインストラクションのコツ

♡ 心とお肌に”うるおい”を ♡
インストラクション
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あれ?つまらない?キツイのかな。。。

レッスン中に、そう思ってしまうことありませんか?

それが続くとポキっと心が折れそうになります。。。

しかし見方を変えると、そんな時はインストラクションの伝えるべきポイントを見直すチャンスだと思いませんか?

この記事はこんな人におすすめ!

・説得力のあるインストラクションをしたい人

・インストラクションのコツを知りたい人

・参加者のモチベーションを上げたい人

インストラクションは同じポーズでも、どんなクラスなのかによって強調する部分が変わります。

クラスごとに適切な伝え方が出来ればレッスンの内容が伝わるようになり、伝わるレッスンは参加者の心を掴み、次回の参加率にもつながりますよね。

「インストラクションに自信を持ちたい!」という方はぜひ参考にしてみて下さい。

ヨガレッスンでのインストラクションのコツ

【参加者の心を掴む】インストラクションのコツは

・プログラムの範囲でその日のテーマを明確にする

・プログラムごとに伝えるべきポイントをおさえる

一つづつ解説します。

レッスンテーマを明確にする

レッスンではシンプルに「今日はここを意識して動く」つまり、「伝えることを決める」ということだけでも、参加される方の心を掴みやすくなります。

プログラムの範囲内でその日のテーマを明確に伝える

プログラムは決まっていても、その日のレッスンテーマが明確でないとインストラクションがブレやすいです。

例えば体質改善ヨガというプログラムで、「肩こり改善に効果的です」「便秘の改善に効果的です」「むくみの改善に効果があります」など、

ポーズごとに伝える効果が違えば、レッスンに参加している側は何を受け取ればいいのかわからなくなります。

あれもこれもと1本のレッスンに詰め込むのではなく、伝えるテーマを絞るだけで伝わるレッスンになります。

プログラムごとに伝えるべきポイントをおさえる

フィットネス系などの沢山動くレッスンで前屈をしたとします。

「前屈には気持ちを落ち着かせる効果があります」

「前屈はインナーマッスルを強化する効果があります」

フィットネス系の沢山動くプログラムに参加しに来た人に対して、どちらが受け取りやすい効果でしょうか?クールダウンであれば前者も良いでしょう。しかし、レッスン全般で考えると後者が望ましいのではないでしょうか。

このように、

どんなプログラムにはどんな効果を伝えることが参加者のモチベーションに繋がるのか

を知っておくことが参加者の心を掴むポイントになります。

ちなみに効果には

「心理的効果」

「身体的効果」

の二つがありますが、参加者の心を掴むインストラクションにするには、

動きの誘導をベースに「心理的効果」なのか「身体的効果」なのか、どちらの効果に重きを置くかをレッスンのプログラムに応じて変える必要がありますので、プログラムの種類ごとに詳しく解説します。

レッスンを盛り上げたい、参加者に喜んでもらいたい、という方はぜひ参考にしてみて下さい。

リラックス系のレッスン

「身体的効果」をメインに簡単な動きを使って力の入っている感覚から、脱力することで力を緩める感覚を体感できる流れをつくっていきます。

「~と~をギューっと近づけて力が入っているのを感じたら、吐く息で力を緩めて○○のコリをほぐします。」など

また、身体を動かすことに慣れていないと、力加減がわからず「きつい、あとどのくらいキープするのかな。。。」といった不安が生まれやすいです。ですから、「あと〇回繰り返します」「〇呼吸したら反対側です」など、キープの目安を伝えることは参加者の安心感につながります。

「心地良くゆったりとした呼吸を後一つしたら反対側です。気持ちを落ち着かせる効果があります。」など

リラックス系のレッスンに参加される方は、運動が苦手だったり、日々の疲れを癒しに来ている方が多いです。特に運動をする習慣がない方は身体を上手に使えない場合もありますから、複雑な動きはできるだけ避ける心がけも大事です。

ポイント

  • 身体に集中することで思考のリラックス効果を狙う
  • 「使う」よりはストレッチをメインにした誘導をする
  • つらい、キツイと感じるなら○○の力を緩めますなど「こうなった時はこうする」と具体的に伝える

リラックスヨガは「心理的効果」を狙ったレッスンも多いですが、レッスン経験の浅いインストラクターが「心理的効果」を狙えば、いわゆる「感じて系」のレッスンになる原因になります。レッスン全体に説得力を出すためにも、経験の浅い方は「身体的効果」をメインに伝えることをおすすめします。

フィットネス系のレッスン

頑張る、頑張りたい人が多いクラスですね。

「身体的効果」をより具体的に、どこがどんな風に引き締まるのかを伝えると、参加者のモチベーションも上がりやすいです。

○○に効かせます。

○○を○○して3呼吸キープ!(カウント)

・ウォームアップをします。

・~をします。

・クールダウンです。

・~をする筋肉を育てます。

と言うように「宣言」することも動きの多いクラスでは参加者のモチベーションを高めるポイントです。

ポイント

  • 「宣言」する
  • 「身体的効果」を多く伝える
  • どこの部位に効かせるのかを具体的に伝える

ボディメイクや引き締め系などのテンポが速く動きの多いクラスは基礎である「動きの誘導」がとても重要になります。

慣れない内は動きを見せることも多く左右を間違えやすくなるので注意が必要ですが、声を張って元気良くにこやかなレッスンをすることは、インストラクターにとっても楽しいレッスンですよね。

フィットネス系のレッスンは基礎が大事なので、インストラクターとしての技術を育ててくれるレッスンだと思っています。

ヴィンヤサ系のレッスン

ヨガそのものを楽しみたい人が多いのが特徴のクラスです。

「心理的効果」にはあまりこだわらずに、インストラクター本人が楽しいと思えるポーズや、コツ・ポイントなどを「身体的効果」として伝えるとボルテージも上がりやすいです。

また、動きに入る前にポーズの名前をしっかりと伝えることでポーズの名前のみで動きのとれるクラスに成長します。

○○のポーズです。~を○○するとやりやすくなります。

苦手な方は、○○を~してみましょう。○○が楽になります。

ポイント

  • ポーズの名前は必ず言う
  • 負担を軽減する方法を伝える
  • とにかく褒める

体験さんが参加している場合はテンポを少し落とすなどの工夫が必要になりますが、クラスを育てるという楽しみを持てるのがヴィンヤサ系のレッスンです。

また、参加者の動きにハリを出したいときは誰もが気になる「お腹周りの引き締め」「二の腕の引き締めに効果があります」などの「身体的効果」をポツンと入れるというのも参加者の心を掴むテクニックの一つです。

「いいですよ!」「ナイス!」など特にメインポーズでは褒めることを意識することも忘れないようにしましょう。

瞑想系のレッスン

インストラクターや瞑想に興味のある方が参加します。考えること、学ぶことが好きな人が多いクラスですね。

知識だけでなくインストラクターが自分の練習で得た感覚が必要なクラス。フィットネス系のレッスンの様に宣言するのではなく、

ヒントを伝えるような意識をもって人それぞれの感覚を大切にした言葉を選ぶようにしましょう。

「心理的効果」がメインのクラスです。

~には○○チャクラがあります。~で呼吸するようなイメージを持ってエネルギーの流れを整えます。

美しい森林をイメージしながら呼吸を重ねます。

穏やかな呼吸がキープできるところで留めます。もう少し深めたいと思うご自身と向き合ってみましょう。

ポイント

  • 知識だけではなく先生の感覚も伝える
  • 参加者のイメージを膨らませる
  • どんな状態でどんな感情が生まれやすいのか「心理的効果」を伝える

心理的効果を伝えることが最も重要なレッスン。動きや感覚でどんな思考が出るのかに正解はありません。

習ったこと、教えてもらった知識ではなく自分が普段練習する中で体験した等身大の感覚を正直に伝えるの方が参加者の心に響きやすいので

レッスンが終わってから感じたことを参加者とシェアしてみるのもおすすめです。

まとめ

今回は「参加者の心を掴むインストラクションのコツ」

・プログラムの範囲でその日のテーマを明確にする

・プログラムごとに伝えるべきポイントをおさえる

につて解説しました。インストラクションのポイントを押さえることも大切ですが「プログラムの捉え方」を理解することも重要です。

以下の記事ではプログラムの捉え方が分かるようになる「シークエンスの基本/プログラムノートの作り方」について解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。

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