「たった10分の流れから60分のシークエンスを生み出す方法」と聞くと、え?ホント?なんて思いますよね。
ヨガのシークエンスにつての理解を深めるとそんなことが出来るようになります。
- シークエンスが作れない
- シークエンスを作るのが苦手、時間がかかってしまう。
- ほぐしやクールダウンでネタ切れ。スランプを起こしている。
など、今回はレッスンの内容であるシークエンス作りに悩みを抱えている方向けに、そうなってしまう原因について解説をした上で
シークエンス作りのアイディア「たった10分の流れから60分のシークエンスを生み出す方法」を紹介します。
早速ですが、シークエンス作りに悩みを抱えてしまう原因とも言えるのは次の2つです。
1 レッスンの全体像がつかめていないこと
2 作る順番があやふやになっていること
この2つの原因を簡単に解説すると
レッスンの全体像がつかめていないこと
下の図は、レッスンの全体像をまとめたものです。
プログラム>>>レッスンテーマ>>>シークエンスと、いう風にシークエンスはヨガのレッスンを構成している一部であるという認識があればネタに困ることはないはずです。
シークエンスを作るのが苦手な方は、ここが理解できていません。
作る順番があやふやになっていること
そもそも作るのが苦手であるにもかかわらず、組み立てる順番を考えていなければ何も解決しません。
でも大丈夫。シークエンスについての理解が深まれば悩むことも無くなるはずです。
ヨガレッスンの全体像を捉える
ヨガのシークエンスを作るには、レッスンに求められていることを理解することが大切です。
レッスンに求められていることってどういうこと?
- 全体を通してどんなことするのか/プログラム
- プログラムの中で何をするのか/テーマ
- テーマを使ってレッスンの流れを決める/シークエンス
インストラクターに求められているのは、プログラムに沿ったレッスン内容です。
つまり、
1つのシークエンスに1つのテーマという風に考えればOK!
全体像を考えずにシークエンスを作ってもインストラクションを乗せたときに違和感が出てしまい、
結果シークエンスが作れていないという勘違いを起こしている場合があります。
例えば、同じポーズでもリラックス系ならストレッチを感じるような言い回し、
引き締め系なら引っ張り合う力を感じるような言い回しをという風にシークエンスを組み立てながらレッスンの全体像を捉えることが大切です。
シークエンスを組み立てる順番
シークエンスを組み立てる順番は人それぞれではありますが、一番作りやすいのは、レッスンの山場から組み立てる方法です。
どんなレッスンでも強度がピークに達するメインから作ることで、全体を通して流れにリズムが生まれやすくなります。
この組み立て方については下記の記事で詳しく解説していますので、是非あわせて読んでみて下さい。
さて、ここまでの「シークエンス作りに悩みを抱えてしまう原因」について踏まえた上で、いよいよ本題に入ります!
ヨガシークエンス作りに行き詰まったらコレをする!
シークエンスのアイディアが浮かばない時におすすめなのは、
インストラクションとシークエンスを分けて考えることです。
シークエンスを作っている時の頭の中は図のように実に沢山の情報で溢れています。
「できない」と焦っているとき、「難しい」と思っているときは頭の中が散らかっている状態なのです。
そこで二つの箱を用意して仕分けをしてから、それぞれの中身を整えるようにレッスンの内容を組み立ててみると
- 知識を詰込み過ぎていた
- アライメントにこだわり過ぎていた
- 声かけに自信がなかった
など、「考え過ぎ」から起こるスランプから抜け出すキッカケにもなるからです。
では、具体的に「シークエンス」を二つに分けてみましょう。
ヨガシークエンスは言葉と動きを分けて考える
図のように、言葉として発すること以外をシークエンスという箱に入れると思考も整理されますよね。
つまりシークエンスは動きだけを考えればいいということです。
たった10分の流れから60分のシークエンスを生み出す方法
「たった10分の流れから60分のシークエンスを生み出す方法」?
魔法、もしくは何かのセールスみたい。。。
魔法でもセールスでもありません。
自力でヨガシークエンスを作るための
シンプルなアイディアです!
まずは10分前後でレッスンの山場となるシークエンスを作ります。
そこからは下記の順番で動きをつけ足していくと、最初の呼吸+シャバーサナを含め行き詰まることなく60分のヨガシークエンスを作ることが可能です。
- ほぐしからメインへは「練習」という流れを取入れる
- クールダウンはレッスンテーマを強調する
- シークエンスにインストラクションを乗せる
では詳しく見ていきましょう。
ほぐしからメインへは「練習」という流れを取入れる
10分の流れを60分に膨らませる方法の一つ目は、「練習」を取入れることです。
例えばメインであるレッスンの山場が太陽礼拝だとしたら、
1ポーズずつ練習→流れを練習→太陽礼拝
というように、前半はメインの流れを丁寧に「練習」するようにしてみると、40分前後のシークエンスができあがります。
もし、ここでつまづくようなら「ポーズの練習」と「ポーズからポーズへの移行の練習」が明確になっているか確認しましょう。
クールダウンはレッスンテーマを強調する
レッスンのテーマに沿った意識したい具体的な体の部位にストレッチが入るようにします。
クールダウンはレッスンの進み具合を見ながら時間調整する場合が多いですよね。
つまりシークエンス通りにならない可能性があるので、作り込むというよりはザックリと把握しておく部分です。
なので、例えば「お腹を引き締める」というテーマであれば
- お腹を伸ばしながら前屈をする
- お腹を捻じる
- お腹を使う
- 軽い後屈をする
など、レッスンテーマに沿ったインストラクションを乗せられるような連続した5分前後の動きを作っておくと、まとまりのある内容に納めることができます。
※浮かんだアイディアを忘れない様にメモを取りながら作るようにしましょう。必ず役に立つ時がきます。
シークエンスにインストラクションを乗せる
ここまで来たら、インストラクションを乗せて作ったシークエンスをやってみます。
これまで学んできた知識を盛込みながら、やりにくい部分があったら修正をしつつ時間調整をしましょう。
納得のいかない部分とは何度も向き合って入念に準備をすることは確実に自信につながるからです。
まとめ:ヨガシークエンスは自力で作ろう!
レッスンの流れであるシークエンスを作る過程で何より大切なのは、生徒さんが楽しかった、面白かった、また参加したいと思うことなので
「メインの流れ」が誘導なしでもスムーズに動けるように「練習」の時間を設けることでレッスン内容に沿った知識やポーズのポイントなども伝えやすくなるのではないでしょうか。
自分だけのオリジナルシークエンスを作れるようになれば、急なレッスンでも落ち着いて臨めるようになりますよね。 そのためにもシークエンス作りに悩んでしまうという方は、ぜひ今回紹介した方法を参考にしてみてください。
このサイトでは、ヨガインストラクターが悩みがちなことを自分で解決できるようになるヒントを【イントラ学】として配信をしています。
ヒントは使ってこそ実力となっていきます。迷ってしまった時や壁にぶつかった時にはヒントを探しにまた覗きに来てください。宜しくお願いいたします。
コメント
Very interesting details you have mentioned, thanks for putting up. “In a great romance, each person plays a part the other really likes.” by Elizabeth Ashley.