こんにちは!ナベちゃんです。
今回は、ヨガのレッスンで度々登場する「グラウンディング」について
どう伝えればいいのか悩んでしまう。。
いつも同じ誘導になっている気がする。。
という方向けに、今さら聞けない「グラウンディング」の効果やどんな状態のことなのか?をまとめます。
また、おすすめのポーズと練習方法や、誘導のコツも紹介していますのでインストラクションに奥行きを出したいという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
グラウンディングとは?
グラウンディングとは、
地に足をしっかりとつけることです。
大地に接している部分を押し当てるようにしっかりとつけると身体全体にどっしりとした安定感が生まれます。
例えばウトゥカターサナ(椅子のポーズ)で、それまで太ももに感じていた負荷が無くなりバランスよく身体全体を使えるようになるのがグランディングを意識したときの特徴ですが、
身体が楽になればその瞬間、落ち着いた気持ちでいられますよね。
また、自然を感じる場所では大地との繋がりによりエネルギーが入れ替わるような、少しスピリチュアルな感覚すら覚えることからも、
グラウンディング「地に足をつける」とは、心と身体を安定へと導くものと言えるのではないでしょうか。
では具体的にグラウンディングの効果を身体的(フィジカル)、心(メンタル)の二つに分けて解説をします。
グラウンディングの身体的(フィジカル)な効果
グラウンディングには、ブレない軸を作ってくれるという効果があります。
「やじろべい」をイメージしてみましょう。軸を中心に揺れながらバランスをとっていますが、もしも軸がコンニャクだったら?
言うまでもありませんが、バランスどころではありませんよね。
そういったことから、グラウンディングの練習は安定した軸と力強さをつけたいという方におすすめのトレーニングでもあります。
他にも
- 体幹がどっしりと安定する
- 身体が軽くなるような感覚になる
- 身体への負荷が軽減する
- ケガをしにくくなる
- どんな動きもブレないようになる
など、日常生活やヨガに限らずスポーツ・エクササイズなど愛好する方にとって、こうした身体の変化を感じられるのは喜びでもあるのではないでしょうか。
グラウンディングの心(メンタル)への効果
身体の軸が力強く安定すると、内面である自分の軸も安定しメンタルが強くなるといったメリットが生まれます。
- 集中力の向上
- 心が強くなる
- 自信が持てるようになる
- 感情に振回されなくなる
- 判断力が向上する
など、グラウンディングを行うことはメンタルにもさまざまな効果があげられます。
グラウンディングのコツ
気合を入れず、楽な気持ちで練習することがグラウンディングのコツです。
身体が緊張していると力が伝わりにくいので、まずはリラックスするつもりでゆったりとした呼吸を行いながら階段を一段上がる時のように両足で床を踏みしめます。
足の裏から呼吸を吸い上げるようなイメージをしてみて、踏みしめているのに伸びあがるような感覚があればOK。
最初は少し難しいかもしれませんが、少しずつ練習を重ねることで安定する感覚が掴めるようになります。
グラウンディングにお薦めのポーズ5選
グラウンディングにお薦めなのは、立位のポーズです。
- タダーサナ
- ヴリクシャーサナ
- ウトゥカターサナ
- ヴィラバドラーサナⅠ
- プラサリータバドッタナーサナ
などは、一般的なヨガのレッスンでもグラウンディングを意識しながら行うと
「いつもよりやりやすい」「安定する感じがする」といった感覚を得やすいのではないでしょうか。
では、実際にポーズの誘導をするときのポイントについて具体的に見ていきましょう。
ヨガレッスンでのグラウンディング誘導のポイント
「足で床を押す」とどうなるのかを伝えるのがポイントです。
一般的なヨガのレッスンでは、足の裏を床に吸い付かせるように。。。など、足の裏をメインとした誘導で終わってしまいがちですよね。
しかしグラウディングとは、大地に根付くように身体を安定させることです。
なので、ヴィラバドラーサナⅠを例にすると
身体の前面が伸びるように、後ろの足で床を踏みしめてみましょう。
前の足で床を押して体幹強化に繋げます。
足の裏で呼吸をするようなイメージを持つと軸が安定します。
など、土台が安定するとどんな感覚や効果が期待できるのかを添える工夫があると、グランディングについて伝わりやすくなります。
少し面倒かもしれませんが、まずは自分でやってみて、その感覚を言葉にする練習ができるといいですよね。
グラウンディングも誘導も、練習することは自分の成長に繋がります。
まとめ:グラウンディングは自分軸を整えてくれる!
「地に足をつける」とは着実性・行動・判断を現実的に行うといった意味があります。
ヨガで行うグラウンディングは一見、身体を動かしているだけのようでも日常生活で大切にしたい自分軸を整える練習と言えるのではないでしょうか。
日々のプラクティスから学ぶことのできる本物のヨガインストラクターを目指している方は、ぜひグラウンディングを意識して練習を重ねたいところですね。
このサイトでは、ヨガインストラクターが悩みがちなことを自分で解決できるようになるヒントを【イントラ学】として配信をしています。
ヒントは使ってこそ実力となっていきます。迷ってしまった時や壁にぶつかった時にはヒントを探しにまた覗きに来てください。宜しくお願いいたします。
コメント