こんにちは!ナベちゃんです。
ヨガインストラクターが日々作っているシークエンスとは、簡単にいうとプログラムの内容に沿ったレッスンの流れですよね。
バリエーションなどの動きは参加者の様子を見ながら柔軟に対応する必要があるためインストラクターが作っている場合がほとんどで、負担を感じている方も多いと思います。
しかし、レッスンへの参加者にプログラムの内容を伝えるという大切な役割があるとともに、
参加人数を増やしたり、フィーを貰っている場所では新規会員の獲得数を上げるためにも、インストラクターによるシークエンス作成は欠かせません。
この記事では、シークエンスを作る際に理解しておかなければならない、どのレッスンにも共通している構成について解説します。
この記事はこんな人におすすめ!
・シークエンス作りに苦戦してしまう人
・レッスンの基本を知りたい人
・独りで悩んでいる人
ヨガと同じようにレッスンも基本を理解することが大切です。レッスンへの不安がある方はぜひ参考にしてみてください。
ヨガレッスンの基本/レッスンが成り立つ条件
シークエンスを作るのに、なぜそんなことを知る必要があるの?と思われる方もいますよね。
それはヨガインストラクターが社会性を問われる部分だからです。
どういうことかと言うと、そもそもレッスンがどうやって成り立っているのかを重要視しない方が多いですが、レッスンをするためには「場所」を借りて「時間」を作って「人」を集める必要があり、どれか1つでも欠ければレッスンは成り立ちません。
せっかく貰ったレッスンの話も、「遠いから」「フィーが安いから」と断ってしまう人もいますが、3つの条件がそろっていることに感謝をすべきで、条件がそろっていることは当たり前ではないということを知っておくべきです。
あまりピンとこないのでしたら社会勉強のつもりで、ヨガ教室などを自分で運営してみることをおすすめします。
ヨガレッスンの基本は「場所」「時間」「人」が揃って、そこにレッスンの内容である「プログラム」「テーマ」「シークエンス」が組み込まれているということになります。
では、レッスンの内容の一つである「シークエンス」はどうやって成り立っているのか?構成を見ていきましょう。シークエンスで悩むという方はここを理解できていない場合が多いです。ぜひ読んでみてください。
シークエンスの構成
どんなヨガレッスンにも共通するのがシークエンスの構成です。
シークエンスは単体ではなく、テーマとプログラムが大きく関わっています。プログラムという大枠の中にテーマを作り、作ったテーマの中にシークエンスを作るというイメージができるだけで理解がグッと深まりますね。
では、シークエンスを構成している3つの要素を見ていきましょう。
プログラム
人の行動時間を考慮したレッスン内容の大枠
フィーを貰っている場所では、プログラムが決められていることが多いですね。自分で運営している場合でも、レッスンの大枠であるプログラムが無いと運営することが難しくなってしまいます。
レッスンを行う場所にどんな時間どんな人が集まるのか考慮し、その内のどんな人に来て欲しいのかをできるだけ細かいところまで掘り下げることがプログラムを作るために重要といえます。
テーマ
プログラムに沿ったレッスンの中で意識すること
シークエンスに悩みやすい方はここを理解できていない方が圧倒的に多いです。「プログラムのシークエンス」ではありますが、レッスンごとのテーマを設定することで
同じ一つのプログラムの中に数種類のシークエンスを作れるようになるため、イマイチよく分からないという方はシークエンスについての理解を深めるためにも、テーマにつて学ぶことをおすすめします。
こちらの記事で詳しく解説していますので併せて読んでみて下さい。
シークエンス
テーマに沿った動きの流れ
レッスンの流れを作る、決めたテーマをいかに調理していくかを問われる部分で、言わばインストラクターの腕の見せ所といったところでしょうか。
プログラムで決められた強度やポーズがある場合はそこからはみ出さない範囲で作る必要がありますが、作った分だけ経験が積みあがり様々なレッスンに活用できるようになります。
シークエンスに悩む原因
「プログラムのシークエンス」を考えてしまうことが大きな原因です。
なぜなら、シークエンスのテーマが定まっていないとバリエーションも定まらないからです。例えばテーマをウエストの引き締めとした場合のトリコナーサナをイメージしてみましょう。
メインポーズであるトリコナーサナにたどり着くまで、ウエストに刺激の入る動きを加えますよね。
では、テーマが定まっていなければどうでしょう?途端にアイディアが浮かばなくなると思います。
このようにシークエンスを考える時、「プログラムのシークエンス」であることには変わりないですが「テーマのシークエンス」と考える方が圧倒的に作りやすくなりますから、
常に作らなくてはいけないシークエンスの悩みを解消するためにも、プログラムに対するテーマを設定するようにしましょう。
基本を「理解」をするためのコツ
日々の「レッスン」という仕事に集中することは、社会人としてもインストラクターとしても自分の役割を理解しているという点ではとても立派なことです。
しかし目の前のことに集中し過ぎてしまうと視野が狭くなってしまうことも事実で、広い視野を確保するためにも「お休み」を入れることを意識的にしてみましょう。ヨガに例えるとシャバーサナ。このポーズは日常生活にも意識的なお休みが必要なことを教えてくれているんですね。
「お休み」をすることで思考に余裕ができたら、レッスンの全体像をイメージしてみましょう。
基本を理解するためにはレッスンの全体像をイメージすることが大切です。
マットの上は誰でも平等
経験が豊富でも浅くても、レッスンクラスのマットに立てばヨガインストラクターは同じ「先生」という立場です。ほとんどの参加者はヨガのレッスンを受けるために来ている方で、先生の良し悪しを決めるために来ているわけではないということを覚えておきましょう。
「ベテランの先生と同じ立場だなんて緊張してしまう」と思う気持ちはとてもよく分かります。慣れない内は緊張しますからね。
しかし、ヨガを楽しみに来てくれている参加者に喜んでもらうにはどうしたらいいのかを考えることが最も重要ですから、緊張してしまうなら基本をしっかりと理解した上でシークエンス作りをコツコツ積み重ねると
いつの間にか「緊張」より「楽しみ」が勝るようになってきます。この先のインストラクターとしての活動内容をより豊かにしていくためにも、学びの時間を大切にしたいですね。
まとめ
今回は「ヨガを”仕事”の目線から見たレッスンに共通すること」について解説しました。こうした基本はもちろん大事ですが、自分でヨガ教室などを運営している方であれば
レッスンの大枠であるプログラムを作ることも大切です。以下の記事ではプログラムの組み方につて解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。
コメント