もう悩まない!【ダイエット系シークエンス】の作り方ガイド

♡ 心とお肌に”うるおい”を ♡
シークエンス
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こんにちは。ナベちゃんです!

ヨガインストラクターが、日々のレッスンを行うために欠かせないものと言えばシークエンスですよね。

中でもダイエット系/フィットネス系のレッスンは人によっては少し難しく感じたり、レッスンの内容であるシークエンスを作るのが大変だと思ってしまうこともあります。

そこで、この記事ではレッスン経験の少ない方にもわかりやすく、ダイエット系レッスンのシークエンスを作る4つのステップを解説します。

この記事でわかること
  • シークエンス作りに必要な準備
  • シークエンスに苦戦する原因
  • インストラクション具体例
  • シークエンスの構成
  • リズム良く組み立てるコツ

シークエンスを作る前に内容をしっかりと準備することで苦戦する原因を理解できるだけでなく、「作る・組み立てる」工程が格段に楽になります。

また、レッスンへの参加者にプログラムのコンセプトも伝わりやすくなるので、シークエンスを作るのが苦手という方はぜひ参考にしてみてください。

シークエンスを作る準備

何事も準備が大事ですよね。シークエンスを作るときにも中身を準備をすることで内容の伝わりやすいシークエンスを作れるようになります。

シークエンスを作る材料
  1. プログラム
  2. テーマ
  3. テーマに沿った動きのリスト
  4. レッスン全体のイメージ
プログラム

どんなプログラムなのか?ということ。今回はダイエット系に限定していますから沢山動くクラスのプログラム名を明確にしておきます。

プログラムの例

ダイエットヨガ/ボディメイクヨガ/体感upヨガ/シェイプアップヨガ/美脚、美尻ヨガ など

プログラムの作り方についてはこちらで解説していますので、ぜひあわせて読んでみてください。

プログラムノートの作り方

テーマ

プログラムの中で1回のレッスンで意識する部位のこと

テーマに沿った動きのリスト

例えばテーマを「ウエストの引き締め」とした場合、ウエストを引き締める効果が期待できる動きをいくつか作っておきます。

レッスン全体のイメージ

アップテンポで進めるのか、じっくり効かせるのか、全体を通してどんな流れにしたいのかイメージを作っておきます。

今回の記事はダイエット系プログラムに限定していますので「テーマ」から、具体的に一つずつ見ていきましょう。

テーマを決める

シークエンス作りに苦戦するという人は「テーマ」が明確になっていない場合が多いです。

また、プログラムが明確でもポーズや動きごとに

「ウエストの引き締めに効果的です」

「二の腕のたるみを解消します」

「内ももを引き締めます」

など、意識する部位を詰め込むとレッスン全体のまとまりが無くなり、参加される方にしてみれば「結局どこに効くのか分からない」という結果になります。

プログラムのコンセプトがしっかりと伝わるようにする為にも、1本のレッスンで扱うテーマ(意識する部位)は出来るだけ1つに絞るのが理想です。

では、「テーマ」について具体的に解説をしますので、ワンパターンなレッスンから抜け出したいという方もぜひ読んでみてください。

テーマとは意識する部位

テーマとは、1本のレッスンで「どの部位を意識して動くか」ということです。

ダイエットヨガ →ウエストを意識する

ダイエットヨガ →お腹を意識する

ダイエットヨガ →背中を意識する

同じ「ダイエットヨガ」というプログラムでもテーマ(意識する部位)が違えば、自然とシークエンスの内容も変わりますよね。

テーマを達成するには?

テーマを達成するにはどうしたらいいのかを考えてみます。

テーマを達成するには?の例

肩回りを柔らかく使いながら(達成するには)二の腕を引き締める(テーマ)

捻じる動きで軸を整え(達成するには)ウエストを引き締める(テーマ)

股関節をつかって(達成するには)ポッコリお腹の解消を目指す(テーマ)

肩甲骨を意識して(達成するには)背中美人に(テーマ)

足の裏を整えて(達成するには)内ももを引き締める(テーマ)

このように、テーマを達成できる「理由」を明確にすると、バリエーションにもボリュームを持たせることも簡単になります。

インストラクション具体例

テーマが「お腹」でヴィラバドラーサナⅠの流れでインストラクションをイメージしてみましょう。

お腹を引き締めます。おへそが正面を保てるところまで前の脚の膝を曲げて力強く踏み込みます。

息を吸って両手を頭の上で向かえ合わせにして

お腹に力を入れて息を吐き出しながら上半身斜め45度に傾けます。

前の脚でしっかりと床を踏みなおして吸いながらお尻の位置が変わらないように上半身起こしてみましょう。

深い筋肉を刺激してお腹を凹ませるポーズです。

指先をあと5センチ伸ばしながら3セット繰り返します。

この場合、お腹を引き締める(テーマ)にはどういった動きが適しているのか(達成するには?)を考えた結果のバリエーションということになります。

ここまでの「シークエンスの作り方ガイド」をまとめると、

  1. プログラムを明確にする
  2. 「テーマ」意識を決める
  3. テーマを達成するにはどうしたらいいのかをまとめる

①プログラムを明確にする②テーマを決める については理解しやすい部分ですが、③テーマを達成するには?については紙に書き出してみるとネタ切れを起こしにくいシークエンスの作り方がわかるようになります。

一つだけ注意する点としてスタジオなどではプログラムが決められていることが多いですから、そのプログラムに沿った内容であるか考慮することを忘れないように気を付けましょう。

プログラムについてはこちらで詳しく解説しています。ぜひ併せて読んでみてください。

ヨガシークエンスの基本/プログラムノートの作り方

注意点はあるものの、これをいくつか作っておくと、始まりの挨拶でレッスン説明も楽になるというメリットもありますね。

テーマに沿った動きのリストを作る

この段階で作るのは60分のシークエンスではなく、5分~10分程度の動きです。

シークエンス全体の構成は図のようになっていますから、例えばテーマが「ウエストの引き締め」であれば「ほぐし」から「クールダウン」まで、それぞれの工程でウエストを引き締める動きを作っておきましょう。

この工程は「大変だな」と思っても、できるだけ沢山のパターンを作っておけば代行レッスンなど、いつでもどんなレッスンにも対応できるようになるというメリットがありますから、時間をかけて煮詰めることも大切です。

組み立てるコツ

作った動きのパターンを60分になるように組み立てていきます。今回はダイエット系プログラムという設定なので、リズミカルにするのか、じっくり効かせるような流れにするのかをまずは、しっかりイメージしましょう。

リズミカルにするなら

ポーズのキープを短めに動的なバリエーションを多めにする

じっくり効かせる流れなら

ポーズのキープを長めにクールダウンを充実させる

この二つのパターンに共通して言えるのは、強弱をつけることです。

なぜなら、強い動きが続けば参加者はキツイと感じますし、キープが長すぎればつまらないと感じてしまい、後半にモチベーションが下がってしまうことを防ぐためです。

そのためにも、テーマに沿った動きのパーターンをできるだけ沢山用意することを怠らないようにしましょう。

ここで迷うようでしたら、テーマが決まっていないか、テーマを達成するにはどうしたらいいのか?が明確になっていません。

何事も急に結果は出せないのと同じでシークエンスも順を追う事で結果が出ますから、慌てずにじっくりと向き合うことが大切です。

バリエーションを入れるタイミングがわからない。。。という方は、テンプレート方式でシークエンス60分を組めるようになる下記の記事もぜひ参考にしてみてください。

シークエンス60分具体例

まとめ:作るまでの工程が大切!ヨガのシークエンスを充実させよう

ダイエット系のレッスンに限らず、どんなレッスンでもシークエンスを作るまでの工程を理解することで、迷うことなくプログラムに沿ったレッスンを行えるようになります。特にシークエンスを作るのに時間がかかるという方は、今回紹介したガイドを参考にしながら作ることをおすすめします。

ちなみに今回紹介したダイエット系レッスンのシークエンス作り方ガイドは

  1. プログラムの確認
  2. テーマを決める
  3. テーマに沿った動きのリストを作る
  4. 組み立てる

シークエンスは、大きな枠組みであるプログラムのコンセプトが伝わることが最も重要です。参加される方へ「何のレッスンであるか」が伝われば達成感や満足感を感じやすくなり、次回レッスンへの参加率も格段に上がるからです。

まだレッスンに自信が持てないという方もシークエンスを作った数だけ自信につながりますから、胸を張ってマットの上に立てるように少しづつでも取り組んでみてください。

こちらの記事ではインストラクションについて解説をしています。参加者の心を掴むレッスンをするにはどうしたらいいのか悩みがちな方は、ぜひ併せて読んでみて下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

このサイトではヨガインストラクターへ向けて、悩みがちな問題を解決する力をつけていくことを目的に「レッスンだけはない大切なこと」を【イントラ学】として発信していますので、もしよろしければまた覗きに来てください。宜しくお願いいたします。

コメント

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