ヨガレッスン|インストラクション3つの構成と伝えるコツ

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インストラクション
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インストラクションに自信が持てない。。。のはどうして?

経験不足だから?。。。

もちろん経験によりレッスンに慣れることは必要とも言えますが、

実は、言いまわしが上手くいかないのは、インストラクションの中身が散らかったクローゼットのように混乱している場合が多いのです。

この記事では、インストラクションの種類を3つに分けているので、インストラクションのどこが上手くいかないのか、その原因がわかるようになります。

また、3つの中身を使ってインストラクションが伝わりやすくなるコツについても紹介していますので、

練習はしているけれど、伝わっていないような気がする。。。

と、いう方はぜひ参考にしてみてください。

ヨガのインストラクションは3つの種類で構成されている

「インストラクション」とは動作を指示することですが

人間は心と身体が一緒に動きます。ヨガレッスンの誘導は基本である動作と気持ちを一緒に動かしてこそインストラクションとして成り立っているのです。

一言で「インストラクション」と言っても、その中身は主に

  1. 動作の誘導
  2. アライメント/コツの誘導
  3. 声かけ

の3つで構成されています。

では、早速一つづつ中身を見ていきましょう。

ヨガのインストラクション/動作の誘導

インストラクションの基本とも言える「動きを伝える」ことです。

例えばヴィラバドラーサナⅠの場合(ダウンドックから)

  • 右脚を右手の内側に降ろしましょう。
  • 起き上がったら両手を腰に、前の脚は楽にして。
  • 後ろの足で床を沈ませるイメージをしながらその流れで右の膝を90度くらいまで曲げていきます。
  • 前の足でも床を踏みしめながらオヘソを正面に、両手を上に目線手と手の間です。

と言うように、「動きの誘導」は動き始めから目線を定めるところまでを伝えます。

ヨガのインストラクション/アライメント、コツの誘導

アライメントはわかりやすく言うと、上手にポーズをとるコツのようなものです。

もちろん安全にポーズを行うための誘導ではありますが、バランスを崩すとケガに繋がるような難しいポーズをする上級者のクラスではないのであれば、

「アライメント=コツ」と考えてインストラクションをした方が生徒さんに伝わる言葉が出てきやすいのではないでしょうか。

こちらも、わかりやすくヴィラバドラーサナⅠを使って具体例をいくつか見ていきましょう。

  • 両足同じくらい体重が乗る位置を見つけてみましょう。
  • 足首の上に膝がくるように心がけます。
  • 後ろの脚の太ももを気持ち内側に回すようにしてオヘソを正面に向けます。
  • 肩を楽に、肩甲骨も楽にして脇を伸ばします。
  • 後ろの脚で床を押す力で上半身を伸ばします。

どうしたら生徒さんは心地良いのか?ということを常に観察できるといいですね。

ヨガのインストラクション/声かけをする

「動きの誘導+コツ」だけでも悪くはないですが、気持ちもほぐれるような声をかけてくれたら嬉しいなと思いませんか?

生徒さんからしてみれば肉体的な誘導だけではなく、気持ち(モチベーション)を上手に誘導できる先生のレッスンに面白みを感じるはずです。

全てのポーズで添える必要はありませんが、少なくともメインポーズでは何かしらの声かけをしたいところですね。

  • 吐く息で緊張をほぐしますね。肩を楽にしましょう。
  • もうちょっとリラックスすると、もっといいですよ!
  • 最後の一呼吸は気楽にいきましょう。
  • 自分を支えられるのはご自身だけです。
  • 何事も積み重ねですね。ポーズは動きの積み重ねです。

解剖学的な誘導はもちろん大切ですが、心理的な誘導もヨガのレッスンでは大切だと思っています。

また、ポーズの効果」についても声かけの一部として捉えると誘導としてまとまりが出ます

下記の記事では「ポーズの効果」を含めたモチベーションを上げる言葉をいくつか紹介していますので、ぜひあわせて読んでみて下さい。

インストラクションで3つの誘導を組み合わせるコツ

ヨガのレッスンでは、左右行うポーズと一方向のポーズがありますが、それぞれで3つの誘導を組み合わせるコツを解説していきます。

一方向のポーズの場合

ウトゥカターサナやプラサリータパドッタナーサナなど、立位での一方向のポーズの場合は

動作の誘導+アライメント1

くらいの配分でインストラクションが長くならないようにするのがコツです。

言うまでもありませんが、立位で長くキープすると正直キツイですので、一般的なクラスでは効果などを伝える場合でも

ポーズに入る前に短く入れるといった気配りをしたいところですね。

また、バッダコナーサナなど座位での一方向のポーズであれば、多少インストラクションが長くなっても気にならないので

動作の誘導+アライメント1~2+声かけ1

と、いった具合に余裕のあるインストラクションをしてみるのがコツになります。

左右行うポーズの場合

左右行うポーズの場合は、右側と左側でインストラクションの配分を変えるのがコツです。

大抵のポーズは右側から行いますが、レッスンの流れで左から入る場合は配分を入替えてみてくださいね。

右側 動作の誘導+アライメント1

まずは動作の誘導をしっかりと伝えつつ、ポーズのコツは1つくらいに留めます。

左側 動作の誘導1+アライメント2+声かけ1~2

動作の誘導はザックリと、アライメントと声かけでキープ時間を調整します。

例えばダウンドックから手と手の間に足を運ぶ場合、

右側 / 吸って右足を遠くに伸ばしながら持ち上げます。吐いて太ももをお腹に引き寄せましょう。ゆっくりと右手の内側に降ろしに行きます。

左側 / 吸って左脚を持ち上げてグッ!と伸びます。吐いて背中全体を大きく丸めながら、手の間に足をそっと降ろしましょう。ん~、ナイスです!

右側は基本的な動作をメインに、左側はコツを伝えることをメインにした例です。

また、こうした動きに慣れているクラスであれば始めから動作の誘導よりコツを優先した伝え方をしてみるといいかもしれませんね。

まとめ:

今回紹介したインストラクション3つの構成は

  1. 動作の誘導
  2. アライメント/コツの誘導
  3. 声かけ

3つの構成を使って伝えるコツは

  • 一方向のポーズの場合 / 動作の誘導+アライメント1
  • 左右行うポーズの場合
    • 右側 動作の誘導 + アライメント1
    • 左側 動作の誘導1 + アライメント2+声かけ1~2

でした。インストラクションの言い回しが上手くできない。。。という方へおすすめなのは、

少し面倒でも大切なのは「種類を分ける」ことなので、ポーズごとに動作の誘導とコツ、声かけを書き出して声に出してみることです。

アーサナを練習するようにインストラクションも努力を重ねれば、いつの間にか自信が持てるようになりますから!

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